秋葉原日記 (ライブラリ)

竹むら

 「竹むら」は神田須田町界隈の名店の一つ。甘味処としてつとに評判が高い。
 やぶそば、ぼたん、いせ源などの一角にあるから何度も通りがかってはいたのだが、入ったのはこれが初めて。当社の女子社員と出かけた。
 このあたりは歴史的景観保存地区であり、この店の建物も歴史的建造物として東京都の指定を受けているもので、入母屋造り3階建てはなかなか風情がある。
 店内は天井も高く明るくて気持ちがいい。よく磨き込まれたテーブルが24席ばかり置かれているほか入れ込みの小座敷もある。2階にも座敷があるようだ。
 席に着いたら桜湯が運ばれてきた。いかにも春を感じさせてくれる。
 お汁粉がこの店の看板だが、みつ豆やぜんざい、くず餅、磯辺巻きなどとメニューも豊富で、甘党にはこたえられないだろう。
 このうち、人気は揚げまんじゅうで、丸い最中を油で揚げたような感じだが、カラッと揚がっていて熱く独特の風味だった。また、ぜんざいに添えられているしそのみの塩漬けは関東風というべきか。餡がねっとりしていて甘すぎないのもこの店の特徴。

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(秋葉原風景24=竹むら)

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