秋葉原日記 (ライブラリ)

宮田隆司教授最終講義

 先週金曜日29日は、宮田隆司名古屋大学大学院工学研究科教授の最終講義が名古屋大学で行われた。
 宮田研の卒業生を中心に同学同窓の聴講者約百数十名を前に宮田教授は「破壊力学と材料―力学屋の材料強度学―」と題し90分にわたって講演した。
 宮田教授は、1972年東大から名大に着任して以来36年に及ぶ教員生活を振り返りながらの講演で、この中で宮田教授は延性から靱性、疲労へと展開する破壊研究について「破壊の流れがある程度わかった」と述べていたのが印象的だったし、講演を聴いていて宮田教授の研究は何とも豊富な実験によるデータの蓄積が特徴だったのだなということを感じたのだった。
 これによって、力学研究としては精度の高い研究を進め新しい知見を探求することができたのだろうし、宮田教授の研究は材料学的視点に立った破壊力学ということも言えるのだろうとも思ったのだった。
 名大では、ちょうど1週間前の22日にも沓名宗春教授の最終講義が行われていて、宮田教授とお二人は同じマテリアル理工学専攻で、沓名教授が熱加工プロセス工学、宮田教授が材料強度学のそれぞれ担任で、教授室も隣同士だが、これで名大では溶接関連の教授が一気に二人も退職となった。
 なお、宮田教授は、現在、名大では副総長の要職にあり、教授は定年となっても副総長の任期は引き続くこととなり、日本溶接協会会長職とも併せてまだまだ激職が続くというになる。

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