秋葉原日記 (ライブラリ)

故長谷川光雄氏お別れの会

 昨年12月25日に94歳で逝去した長谷川光雄さん(ダイヘン相談役、元社長・会長)のお別れの会が21日、大阪のリーガロイヤルホテルで開かれた。
 会場では、大きな遺影を前に献花をする参会者の長い列が続いていたが、参会者は溶接業界から幅広く千数百人に及んだのではないかと思われる盛儀だった。
 これも長谷川さんのお人柄と業績の大きさだが、長谷川さんはサブマージアーク溶接法の実用化をはじめ戦後わが国における溶接の自動化を推進した第一人者で、長谷川さんの業績を偲ぶコーナーには、故安藤弘平阪大教授との共著でわが国溶接工学研究上の名著といわれる『アーク溶接現象』(産報刊)も展示されていて、経営者としてのみならず研究者としての長谷川さんの足跡も見られた。
 長谷川さんには、自分が駆け出し時代からご薫陶をいただいてきたのだが、印象深いのはいつに変わらぬ向学心で、最晩年にあっても先端技術のセミナー会場には必ずといってよいほどに長谷川さんの姿を最前列に認めることができるほどだったし、溶接に対する情熱が最後まで燃え尽きることがなかったのだろうと思われた。

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