秋葉原日記 (ライブラリ)

神田川冬景色

 昨日はとても寒くて朝から雪だった。都心では積もるほどではなくて、午後からは雨模様に変わったが、氷雨というのか、雪よりもかえって寒さがつのったようにも感じる。
 神田川では、吹雪混じりの中、カモメが舞っている。その数約百羽。10階建てのビルの高さまで上昇したり水面すれすれまで降下したり、あるいは川面で羽を休めていたりしている。大きな鳴き声をたてている。
 会社のあるあたりは、合流する隅田川から2キロほど上流にあるが、えさを求めているのだろうか、寒い朝ほど飛来が多いように思える。
 いつも川縁にある公園でたばこを吸っている当社の社員によると、(当社当ビル当千代田区は禁煙厳守。従ってたばこは休憩がてら川縁で隠れるように吸っている者が多い)、やって来る鳥たちは白い羽をして皆同じカモメに見えるが、大きさや種類にいくつか違いがあるようだという。
 このうち、カモメの仲間でもユリカモメが断然多いようだ。ユリカモメは東京都の都鳥でもあるし、もっともポピュラーなものだ。
 調べてみると、このユリカモメを古くは都鳥と呼んだようだが、学術的には両者はまったくの別種であるというのが今日では定説となっているという。
 もっとも、だからといって、次の歌で「都鳥」を「ユリカモメ」と読み替える必要はまったくない。
 名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと

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(秋葉原風景19=カモメが舞う吹雪の神田川)

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