秋葉原日記 (ライブラリ)

秋葉原電気街最新事情

 正月の秋葉原電気街。今年も大勢の買い物客でにぎわっている。
 ただ、電気街の構成は微妙に変化してきているようだ。
 まず、ヨドバシカメラが進出してきたのが2005年。秋葉原再開発の一つの大きな目玉だった。ヨドバシ全店舗中最大規模の売り場面積を誇る巨艦店の出店で秋葉原の客の流れが変わったと言われるほどだ。
 秋葉原電気街は、久しくよそ者を受け入れてこなかった。確かなことは知らないが、ヤマダ電機やコジマ、それにヨドバシやビッグカメラなどの出店を拒む不文律みたいなものが秋葉原にはあったとも言われている。
 ところが、郊外型のヤマダやコジマ、都心型のヨドバシやビッグカメラなどチェーン展開する大型量販店に押されて、さすがの秋葉原も変容は激しかった。
 この間、電気街は否応なく家電からIT機器へ、そしてホビーへなどと移り変り、もがいてきた。
 そしてヨドバシの進出である。
 確かに客の流れは変わった。しかし、従来方面への客足は減ったかというと、必ずしもそうでもないようである。詳しい業績はわからないが、相乗効果というのだろうか、全般的に秋葉原を訪れる客数は圧倒的に増えたのである。これは、JRの乗降客数にもはっきり現れている。
 受け入れた秋葉原の胃袋も大きかったのだろうが、迎え撃った石丸電気やヤマギワなども、商品構成を明確にする一方、店舗の再配置や改装などを行って対応している。
 もちろん、閉店に追いやられた店も少なくないし、転業も目立つ。それでも、活性化もしているのである。
 また、昨年暮れにはヤマダも電気街口真正面に出店してきた。巨艦というほどの大きな店舗ではないが、ヤマダとしてはくさびを打ったということだろう。
 家電量販店がこぞって秋葉原に進出してきて、競争はますます激化している。変化についていけない店が脱落する。
 変化は電気街ばかりではなく、秋葉原全般に及んでいる。小社はその変化のまっただ中いる、その実感がしみじみとするこのごろである。

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(秋葉原風景18=ヨドバシAkibaマルチメディア)

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