2016/06/15

北京エッセン溶接・切断フェア

 昨日14日、北京の新中国国際展覧センターで開幕した。
 1987年から北京、上海を交互に開催されてきて今回が29年21回目。今や、世界最大の本場ドイツのエッセンフェアに肉薄する世界有数規模のウエルディングショーである。
 ただ、今回は、中国経済低調の影響を受けて、2年前の前回北京開催時同様、2012年の過去最大に比べては出展面積、出展者数ともに約20%もの縮小となっていた。入場者数も、初日を見る限り低調だった。この結果、これまで右肩上がりに規模を拡大してきた北京エッセンフェアも、ここにきて3年連続で足踏み状態となったことになる。
 大手出展社の展示規模が軒並み縮小となっていて、溶接業界世界最大手アメリカのリンカーンなどは前回の3分の1と大幅に規模を縮小して隅っこに追いやられるという状況だった。
 また、出展社の顔ぶれを見ても、世界トップの一角エサブが出展していなかったし、これまで順調に規模を拡大してきた地元中国の大手でも時代、カイアルダ、華意隆などいずれも出展規模を縮小させていた。
 内容的には、人手不足による強い自動化ニーズを背景にロボット化が前回に引き続き顕著だったほか、レーザの出品が急速に拡大されていた。
 ロボットについては、ファナックや安川、パナソニック、ダイヘン、不二越、川崎といった日本勢を中心に世界の主要メーカーが顔を揃えていたほか、地元の時代、カイアルダ、佳士などが日本との提携などでロボットに進出していた。
 また、レーザについては、切断用から溶接用へと幅が広がっていたし、ファイバーレーザを中心に大出力化が顕著だった。とくにIPGは20キロワット機を出品し注目を集めていた。
 ロボットにしろレーザにしろターゲットは自動車産業で、低調気味の造船や建機向けは目立たなかった。
 珍しいところでは、地元COWINがウォータージェット切断機を出品し、12ミリのアルミ材を実演していた。
 また、この会社はフローニアスの製品を多数出品し、MIG+レーザのハイブリッド機を出品していた。


写真1 まずまず盛況の会場全景。写真はE2号館。


写真2 人出もまずまずだが、かつての熱気ぶりではない。


写真3 新しい技術、新しい製品に対する関心は非常に高い。

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