2016/06/13

溶接技能者認証委員会

 溶接技能者認証委員会が昨日12日、千代田区神田佐久間町の溶接会館で行われた。
 溶接技能者認証委員会とは、日溶協(日本溶接協会)における最大の事業である溶接技能者の認証を統括する委員会で、全国9地区に設置されている溶接技術検定委員会を通じ年間10万人を超す受験者を中立、公正かつ遅滞なく検定を推進している。
 技能者の検定は大方の場合厚労省の管轄で実施されていることが多いが、溶接に関しては、歴史的にも日溶協の取り組みが早かったこともあって、当初から日溶協が認証機関となって実施されてきており、これほどの規模の技能者認証が民間で行われている例は珍しい。
 この日の委員会には、西尾一政委員長(西日本工業大学学長)はじめ各地区検定委員会の委員長・幹事ら総勢38人が出席した。
 会議では、平成27年度の認証業務の総括が報告されたが、それによると、当年度の受験者数は前年度比4.2%増の10万7467人と10万人を超えた。
 私はこの委員会とは縁が深くて、駆け出しの頃から関わってきたのでかれこれ45年にもなる。
 かつては、各地区検定委員会ごとの色彩が強くて、それが委員会では大きな議論となっていた。とにかく喧々諤々としていて、熱っぽい大きな盛り上がりを見せていた。
 この頃では、議論は年々収斂されてきていて全国統一した方向となっていて、それ自体は当然のことなのだが、口角泡を飛ばした議論が少なくなっていることにはやはり一抹の寂しさが感じられる。
 私はこの席でいつも議論を拝聴してきたのだが、このことが私の溶接のキャリアにおいて貴重な体験となっていたのだった。それは議論の中身もそうだが、委員会に出席する全国の溶接の専門家、大学の先生や工業技術センターの技師、企業の技術者の皆さんとお近づきになれたことはもっと大きな財産だった。


写真1 溶接技能者認証委員会の模様

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