2016/04/28

展覧会「ピカソ、天才の秘密」

 愛知県美術館で開催されていた。ちょっと間が開いてしまったが書き留めておきたい。
 ピカソには魅力ある作品が多い。機会があれば是非にも見たい。で、このためだけに名古屋に出向いた。ぎりぎり会期に間に合うように転がり込んだ。会場の愛知県美術館はピカソ「青の時代」の傑作をコレクションに持つ美術館。この美術館がその青の時代に焦点を当てたとなればなおさら。期待も高まろうというもの。
 まず、ピカソ22歳の「自画像」(1896)。ピカソにこのようなナイーブさがあるとは初めて知った。整った顔立ちに相手を凝視するような強い目の光が特徴となっている。
 「青い肩かけの女」(1902)。愛知県美術館のコレクションで、この作品が見たくて何度名古屋に足を運んだものか。間違いなく青の時代の傑作であろう。表情、仕草、色彩どれをとっても神秘的で、画面に吸い込まれて目が離せなくなる。
 「スープ」(1902)。この作品は初めて目の当たりにした。スープが温かそうだ。湯気が立っているようだ。母と子であろうか、優しげな表情が微妙だ。ほほえましいとは受け止めにくいし、姿勢が不気味でもある。ピカソの精神性がうかがわれる。
 「扇子を持つ女」(1905)。ミステリアスだ。右手を広げてかざし、下げた左手に扇子を持っている。攻撃と防御とも受け止められる。目つきが異常に鋭いことも不安を増幅させている。
 書くのも恥ずかしくなるような勝手な感想。評論家でもあるまいし、素人が何をほざくかというところだが、まあ、好きか嫌いか程度のレベルでしか見ていないのだが、私はこれでいいと思っている。それこそ素人なのだし。それに臆面もなくいえるというのも特技かもしれないではないか。


写真1 「スープ」(会場で販売されていた絵はがきから引用)


写真2 「扇子を持つ女」(同)

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