2016/04/21

広域化した東京の自転車シェアリング

 東京都内でコミュニティサイクル事業を推進している千代田区、中央区、港区、江東区の4区ではシェアリング自転車を区境を超えて相互に利用できるようにしている。これまでは事業区内に限られていたもので、ボーダーレスとなったことで自転車シェアリングが一層進んでいるものと思われる。
 私はこれまでも千代田区が実施しているコミュニティサイクル「ちよくる」については、時々利用させてもらっている。
 サイクルポートが会社の目の前にあるし、あらかじめ登録さえしておけばカード(私の場合は交通系カード)1枚で、いつでも簡単に借りられるし、返却もどこのサイクルポートでも容易。利用料金も1回1時間あたり100円とリーズナブル。しかも、貸し出してくれる自転車は電動アシスト車で、坂の多い千代田区内ではことのほか重宝。ただ、電動アシスト車である分、車両に重量があるから女性や年配の人には使い勝手に難点があるかもしれない。
 千代田区では、区内至る所にサイクルポートを設定していて、それも、ビジネスや買い物、観光で利用頻度の高いところにあるから便利だし、借りた場所に戻る必要もなく、任意のサイクルポートに乗り捨てることも構わない。
 これが、区境を超えて利用できるようになった利便性は大きい。つまり、千代田区のように都心にあってしかも面積の狭い区では、日頃から区をまたがって行動している場合が多いからで、少し走ると中央区だったり、台東区だったりすることもしばしば。しかも、区境に気がつかないことも少なくないのである。
 早速、私も、さしたる用もなかったのだが、千代田区の秋葉原公園で借りた自転車で区境を越えて中央区の十思公園まで乗ってみた。この二つの公園は昭和通りで結ばれているのだが、普段通っていても区境を意識することはないところ。それもそのはず、十思公園は千代田区の区境からわずか十メートルほどのとことなのである。
 秋葉原公園での借り方はいつもの通り。次の十思公園での返却もいつもの通りだった。それもそのはず、ポートの自転車を見ると、千代田区のものも中央区のものもまったく変わりがない。これは戸惑うことがなくていい。とてもスムーズだ。
 ただ、4区共通となったことで利用料金が変更となっていて、1回1時間あたり150円となっていた。超過料金は30分ごと100円。あるいは千代田区もすでに150円となっていたのかもしれないが、これまでは料金を意識することはなかった。
 これからは、コミュニティサイクル事業をこれまで実施していなかった文京区や台東区なども加わってもう少し広域になって欲しいものだ。


写真1 千代田区秋葉原公園のサイクルポート。


写真2 中央区十思公園のサイクルポート。

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