2016/04/11

名人達人たちのすご技

 いよいよ13日水曜日からインテックス大阪で開幕する2016国際ウエルディングショー。
 いくつもの話題を集めているが、注目の一つは技能伝承プラザ。10人もの溶接の名人、達人たちが匠の技を披露するデモンストレーションが会期中4日間連日繰り広げられる。
 まず、「現代の名工」に顕彰された名人、名工が何と4人も登場する。「現代の名工」は、厚生労働大臣が顕彰した卓越技能者たちばかり。
 登場順に、加藤一也氏(三菱重工業宇宙事業部=名古屋市)は、航空機やロケット部品の溶接作業に携わり、精密なティグ溶接に卓越した技能を有する。
 廣井俊文氏(坂口製作所=大阪市)は、新幹線用のアルミ・ステンレスの溶接を手がけてきた。当日は、廣井氏が指導して全国軽金属溶接競技会で優勝した田中寿和氏と共演、廣井氏がティグ溶接、田中氏はミグ溶接を担当し師弟コンビによる高度なアルミ溶接を紹介する。
 山田哲彦氏(エムイーシーテクノ=北九州市)は、九州溶接マイスターの称号も持ち、化学プラントのパイプ溶接に卓越した技能を持つ。
 大西好秋氏(カツシロマテック=京都府八幡市)は、コマツで厚板の大電流溶接に卓越した技量を発揮してきた。
 達人たちの顔ぶれもすごい。登場順に、2015年大阪で開催された第61回全国溶接技術競技会でともに最優秀賞に輝いたトヨタ自動車の堤克明氏(被覆アーク溶接)と角掛悟氏(炭酸ガスアーク溶接)。
 続いて、13年の全国溶接技術競技会被覆アーク溶接の部最優秀賞の中島正博氏(中部プラントサービス)、12年の全国軽金属溶接技術競技会ミグ溶接中板部門優勝の田中寿和氏(坂口製作所)
 そして、61回の歴史を有する全国溶接技術競技会で、13年被覆アーク溶接、14年炭酸ガスアーク溶接でそれぞれ最優秀賞を獲得、2年連続しかも両種目制覇という偉業を達成した豊田自動織機の松浦洋氏が登場する。
 また、地元大阪の小松製作所飯田克也氏は炭酸ガスアーク溶接の技量を披露する。同士は15年の全国溶接技術大会で優秀賞を獲得している。
 これほど豪華メンバーの名人達人たちが連日登場するというのも国際ウエルディングショーならでは。溶接は見て覚える要素も強く、参観者たちはどうやって匠の技を盗むか、大いに期待される。


写真1 熱い視線が送られるデモンストレーションの模様。(2010国際ウエルディングショーから)


写真2 これぞ匠の技。溶接技能の極致。(同)

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