2016/03/04

膨大なダンプと炭酸ガス

 岩手県沿岸部の被災地取材。
 2日目は宮古から南下して大船渡まで赴いたものの、取材先のアポイントとホテルの事情でいったん釜石まで戻り、3日目の3日は、再び釜石から大船渡そして陸前高田と巡った。
 いわば、岩手県沿岸を縦断している国道45号線を行ったり来たりしたようなものだが、この間のレンタカーの走行距離はざっと250キロ。
 それで、走っていて目立つのは通行車両の多さ。景気がいいのかもしれないが、とにかくのろのろ運転。数十キロに渡ってつながっている。
 とくにダンプカーが多い。震災直後もがれき処理などで、それこそ日本中のダンプカーが被災地に集まったのではないかと思われるほどだったが、あの時に匹敵するところまでではないが、とにかく大量に投入されている。
 車両のナンバーを見ると、青森、秋田、宮城、新潟、庄内といった近隣のほか、札幌、旭川、千葉、袖ケ浦、三重、あるいは京都、姫路などというものまであって、全国からかけ散じているといった様子だ。
その役割の一つが、トンネル工事に伴うもの。そこで発生した大量の土砂をかさ上げのために市街地へ運び込んでいるようなのだ。
 現在、三陸では、三陸自動車道を構成する宮古田老道路、山田宮古道路、吉浜釜石道路、をはじめ、盛岡宮古道路、花巻釜石道路などと多数の自動車道路が一斉に工事されている。
 このため、谷を切り開きトンネルを掘っているわけが、何でもそのトンネルの数は40本にも上るらしい。これらが同時進行しているわけだから、当然、ダンプカーの数も目立とうというもの。
トンネル工事で需要の大きいものといえばもう一つ。それは炭酸ガスで、工事で発生した排水の中和剤として欠かせないものだ。現場にもよるが、毎日ボンベで30本ほども使用するらしい。このため、近隣の溶材商ではその対応に追われているほどだ。


写真1 大量に投入されているダンプカー。国道45号線を行き交っている。


写真2 トンネル工事の模様。これは新鍬台トンネルの様子。


写真3 トンネル工事現場で使用されている炭酸ガス。

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