2016/02/29

村上景一さん

 四国溶材会長で今治商工会議所会頭を歴任した村上景一氏の旭日小綬章記念祝賀会が2月26日、愛媛県今治市の今治国際ホテルで盛大に開催された。
 会場には、行政から菅良二今治市長、産業界から檜垣俊幸今治造船会長、溶接業界から輿石房樹神戸製鋼常務溶接事業部門長、木村寛日鐵住金溶接工業社長、田尻哲也ダイヘン社長、交友関係で王貞治福岡ソフトバンクホークス会長ら350人を超す多彩な顔ぶれがあり、村上会長の業績の大きさと交友の幅広さを反映する賑やかさだった。
 祝賀会では、まず初めに発起人を代表し檜垣会長が「村上さんは地域の発展に貢献されたが、村上さんには二つの顔があり、一つは溶接メーカーとして溶接材料やロボットの供給を手がけられ、当社今治造船グループにおいても生産性や品質の向上に尽力をいただいているし、他方、今治タオルを世界的ブランドとして築かれ、今治商工会議所会頭を歴任するなど地域経済の発展に貢献された」と挨拶した。
 次いで来賓の祝辞があり、知事、市長に続いて50年来のつきあいだという王貞治氏が「かくも盛大なのは村上さんが多くの方に感謝されているからで、75歳はこれで終わりではなく、必要とされることはこんなにうれしいことはないわけで、今後とも引き続き頑張っていただきたい」と述べた。
 これに対し、村上会長は「何の取り柄もないものがこうして大勢の方々にご臨席をいただいたが、これも皆様のご支援、ご指導の賜物。今後とも家内ともども愚直に頑張っていきたい。私どもは今年がちょうど金婚で、50年は、何とかたどり着いたようでもあり、案外早かったようでもある。妻にはこの場を借りて一言お礼を申し述べておきたい」と謝辞を述べた。
 祝宴では、途中、田辺靖雄&九重祐三子ショーも行われ、大変盛況なものとなった。
 溶接材料業界は、大手鉄鋼メーカーの寡占状態が長年続いてきていて、大方の中小は苦戦を強いられる状況にあるが、そういう中で四国溶材は地方の中小メーカーにありながら独自の道を歩まれ今日に至っても業容の拡大が著しいものとなっている。
 この背景には、地元に造船業界という最大顧客があることはもちろん、技術開発の推進があり、最近ではベトナムにも進出、積極的な姿勢を見せている。
 村上さんとは私も40年来のご厚誼をいただいている。村上さんは温厚篤実、実に物静かな紳士で、どこにあの経営手腕を隠しているのかと不思議に思われるほどだが、突き合ってみると豊かな発想力と果断な実行力こそ持ち味なのだと気づかされるのだった。


写真1 最大な祝賀会の模様


写真2 謝辞を述べる村上景一氏と泰子夫人。

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