2016/01/27

芸備線と福塩線

 中国地方鉄道旅の2日目は三次市に泊まった。三次は広島県の北東に位置し、中国地方のほぼ中央にあたる。木次線、芸備線と乗り継いでくると三次到着は午後6時半の予定だったが、木次線不通でバスとなったため、三次到着が午後3時半と早まった。
 それで、せっかくの機会だし芸備線で備後落合との間を往復した。本来、鉄道で来ると木次線をこの備後落合で乗り継いで三次に至る予定だったのである。
 三次17時30分発備後落合行き。1両ワンマンディーゼル。発車して少しして日が暮れてきたが、車両から漏れる明かりが雪に反射して以外にも雪明かりが光っている。
 備後庄原18時01分。沿線では大きな町で下車するもの多く残ったのは自分のほかは高校生3人だけとなった。
 備後落合が近づいて急登坂が続き、長いトンネルを抜けると備後落合で18時46分の到着。木次線の接続駅だが、この備後落合は山中深くあって、新見方面からも木次線で来ても25から30‰の連続となる。
 駅はなかば雪に埋もれるようにあった。高校生の残ったひとりがここで下車したが、駅周辺に住宅も見えずどうしたのか。ただ、乗ってきた列車の運転士の話では、車で迎えに来る家があるとのことだった。19時09分発ですぐに折り返した。もとより乗客は自分以外にはいなかった。
 中国地方鉄道旅3日目となる翌21日は福塩線で福山に出た。福塩線は線区としては芸備線の塩町と山陽本線の福山を結ぶが、塩町方はすべての列車が三次発着なっている。瀬戸内海に面する福山まで斜めに縦断する路線である。
 三次6時14分発。1両ワンマンディーゼル。塩町を経て福塩線に入り府中へ。乗客の大半は高校生で、途中、吉舎(きさ)や上下(じょうげ)で入れ替わった。そうこうして府中8時01分着。沿線随一の町で乗客のほとんど全員が下車し、福山行きに乗り継いだのはわずか数人だった。
 福塩線は運転系統もここで変わっていて、府中までが未電化、府中からは電化路線となっている。これから先福山通勤圏となるため3両が連結されている。
 沿線風景に魅力的なものは少なく福山9時01分着。8番線の到着で、このホームは最も北側にあり、福山城跡がすぐ目の前に見えた。これほどホームから近い駅も珍しいほど。日本100名城に数えられ、なかなか立派なお城だ。
 これで、山陽、山陰とぐるり回って再び山陽に戻ってきたこととなった。



写真1 夜の三次駅。芸備線、福塩線ともに大半の列車が発着する。停車中は広島行き列車。


写真2 雪に埋もれそうな備後落合駅。折り返しの三次行き列車。


写真3 府中駅3番線に接近してきた折り返し福山行き列車。

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