2016/01/19

神田川紀行:氷川橋から富士見橋まで

 朱に塗られて風情のある新橋で出ると、次が氷川橋。新しい橋で、なるほど親柱には平成26年3月完成とあった。神田川整備事業の一環のようである。
 川は水量があって流れも速い。深さも膝下くらいはあるか。清流である。合鴨であろうか20羽ほど群がっていたが、いずれもまるまると太っていた。
 両岸は歩道になっていて、住宅が連なっている。なお、このあたりは両岸ともに中野区である。
 100メートルほどで次が千代田橋。この橋はもっと新しいもので、平成27年3月完成とあった。構造はもとより外観も氷川橋とそっくりである。
 それにしても橋というものはなぜにこうも3月完成が多いのであろうか。年度末ということで予算と関係があるのであろうか。そう言えば、道路工事も年度末が近づくと多くなるように思われるが。
 次の柳橋はやや古くて、昭和53年3月完成とあった。どうやら3月完成というやり方は昔からあったもののようだ。
 川岸に沿ってきた遊歩道はここまで。ただ、岸辺ではないが並行して一般道路が走っていて、とくに右岸側は本郷通りというらしくやや賑やかな通り。もちろん、文京区の本郷とは関係がない。
 川岸は歩けないのでこの本郷通りを西に進むと(このあたりは川は東西に流れている)、本郷橋が出てきた。こうなると橋の完成年度が気になって調べてみたら、この橋は昭和54年3月完成とあった。やれやれここでも3月である。
 川面を見てみると、川の中央部分が掘り下げられて幅3メートルほどの水路になっている。増水に備えたものであろうか。
 次の橋までが離れていて数百メートルはあったが、ここが寿橋。本郷通りと中野通との交差点である。橋のたもとには京王バスの車庫があった。
 高砂橋を出ると川は(川上に向かって)左にカーブしていて、次が富士見橋。中野富士見町駅前である。スタートの中野新橋からこのあたりは地下鉄丸ノ内線方南支線の沿線である。橋の完成年度を確認することがもはや癖になっていて、ここは「昭和50年3月竣功」とあった。なお、この竣功は親柱表示のままだが、漢字辞典で調べたら、誤字ではなくて竣工とともに併用されていたらしい。



写真1 神田川整備事業できれいになった神田川遊歩道。氷川橋付近で。


写真2 増水対策であろうか、川の中央部分が掘り下げられて水路となっていた。


写真3 地下鉄丸ノ内線富士見町駅と富士見橋(右)。

お勧めの書籍