2016/01/15

和菓子司「庄之助」

 庄之助最中で知られる。同店の代表銘柄である。
 神田須田町一丁目所在。靖国通りから左に入ってすぐの角にある。豊潤稲荷は角の並びである。創業時の店主だったものが、大相撲立行司第二十二代木村庄之助の息子だったところから命名された。
 店内に足を踏み入れると、所狭しとたくさんの和菓子が並べられている。庄之助最中もそうだが、萬祝(まいわい)と呼ばれる赤飯など味もよく、ネーミングもいいところから多くの贔屓があるらしい。
 庄之助最中は軍配がかたちどられている。薄い皮に甘さを控えた餡が特徴。大福は白ごまが練り込まれていて独特の風味が評判。
 また、店内には「庄之助最中」の大きな扁額が掲げられていたが、書は第二十二代当人であろう。
 とにかく、神田は江戸幕府のお膝元。今に至るもそぞろ歩くに歴史が感じられ、おいしいものが見つかるという具合で、なかなかに楽しいものではある。
 なお、第二十二代木村庄之助は栃若時代に活躍、正確な裁きで名立行司として知られる。髭の伊之助として知られる第十九代式守伊之助とともに一世を風靡したことはまだ記憶に新しい。



写真1 和菓子司庄之助の店舗外観


写真2 店内には商品ばかりか大相撲関係の記念物も少なくない


写真3 軍配をかたどった庄之助最中(左)と大福。

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