2016/01/14

オートモーティブワールド2016

 東京ビッグサイトで開催されている。
 自動車部品加工EXPOやクルマの軽量化技術展など5展で構成されている。
 小さな小間が多くて出展社数は多いが、全体の規模としてはさほどでもなかった。また、内容的にも、自動車産業の裾野が広いからでもあるが、出品分野が広範囲にわたり今一つ的が絞りにくかった。
 こうした中で注目されたもの、面白かったもの、珍しかったものをいくつか列挙してみよう。
 3Dプリンター関連では、リコーが金属3Dプリンターを出品していた。パウダーに特徴があり、金属粉末を樹脂で被覆してあり、これによってインクジェットプリンターで3Dプリンティングを可能にしている。参考出品だったが、おそらく他に類例をみないであろう。
 また、武藤工業がアーク溶接による金属積層造形を出品していた。
 大成プラスが異種材料の接合技術として、射出成形によってアルミニウム合金と樹脂を接合する技術を出品していた。サンプルを手に取ってみたが、強度は抜群だった。
 溶接プロセスとして珍しいものとしては、リンカスという会社が超音波接合機を出品し実演していた。原子間結合によって溶接する方法だが、とくに複合振動溶接装置に特長があるようだった。
 溶接方法として珍しいものではないが、展示会への出品ということでは数少ないであろう摩擦圧接装置をイヅミ工業が出品していた。豊田自動織機の関連会社のようだった。
 また、ナラサキ産業は三菱電機の電子ビーム溶接機を出品していた。
レーザ関連では、インテックという会社が、ロボットに搭載するリモートレーザのためのリモート装置そのものを出品していた。

 


写真1 インクジェットを応用した金属3Dプリンターを出品したリコー。


写真2 リンカスが出品した超音波溶接装置。


写真3 摩擦圧接をアピールしたイヅミ工業。

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