2015/12/22

師走の大阪・難波そして心斎橋

 先週末は大阪へ出張だった。午前中、難波にある支社で業務を行ったあと、午後からは心斎橋のホテルで行われた会合に出席した。
 難波から心斎橋へは地下鉄があるが、わずか一駅だしぶらぶらと歩いた。
 難波のへそにあたるところは高島屋付近であろうか。また、ここは南海電車、近鉄電車の起点でもあるし、地下鉄御堂筋線、千日前線、四つ橋線がクロスしており、一大ターミナルである。
 大阪の中心を北から南に貫く背骨のような街路、御堂筋が難波で突き当たるのが高島屋前。風格のある百貨店である。ちなみに大阪では南北に走る通りを筋と呼んでいる。東西は通りである。
 この高島屋前から歩を始めた。すぐ左側、御堂筋に面して歌舞伎座があったが、取り壊されて工事中となっていた。東京の歌舞伎座にも似た独特の風情ある建物だったのだが、無くなってみると何か難波らしくさが一つ消えたようで寂しい。なお、御堂筋とクロスしているのが千日前の大通りである。
 この少し先で御堂筋からそれて並行する通りを北上した。戎橋筋(えびすばしすじ)である。アーケードの架かった通りで、大変賑やか。途中、右の路地を入ると法善寺があり、その周辺の飲食街が法善寺横町ということになる。平日の日中にもかかわらずお参りする人が絶えず、やはり大阪を代表する観光スポットではあるのだろう。この法善寺を取り巻くように狭い路地が迷路のように連なっているのだが、その一つが法善寺横町であり、浮世小路などという人ひとりがやっと通り抜けられるような路地まである。料亭が並んで大変に風情ある通りなのだが、法善寺にお参りに来てもこの路地まで入ってくる人は少ない。
 法善寺から戻って再び戎橋を北上すると、すぐに道頓堀に出る。近年、川端が整備されて新しい観光資源となった。この日も遊覧船が浮かんでいた。
 道頓堀に架かる橋が心斎橋で、ここからが心斎橋筋ということになる。やはりアーケードが架かっており、戎橋筋に負けず劣らず賑やか。
平日の日中にもかかわらず大勢の人々がぶらぶら楽しんで歩いているようで、相変わらず中国語や韓国語、その他各種アジア語が飛び交っている。どこから来た人かにわかには見当がつかなかったが、若い女性の二人連れに道を尋ねられた。「ミズノ、オコノミヤキ」とだけ連呼する。尋ねられた場所はそれこそその店のすぐそばだったのだが、店名が「美津の」と漢字仮名混じり表記だったのでわからなかったようだ。その店の前には女性だけの長い列ができていた。よほどの人気なのだろう。
 この通りは、北から来る人と南から北へ向かう人がほぼ同じ割合でとてもごった返している。
 そうこうして左に大丸百貨店が出てくる。御堂筋線の心斎橋駅はこのビルの地下にあたる。
 なお、ここで御堂筋に戻ってみた。さすがに大阪を代表する街路でだけあって風格もある。イチョウ並木も黄色く色づいて美しい。この通りは夜になるとライトアップされるようだ。


写真1 難波の中心、高島屋百貨店前付近。


写真2 いつでも賑やかな心斎橋筋。


写真3 大阪を南北に貫く御堂筋。大丸百貨店付近で。 

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