2015/11/02

秋を探す

 昨日1日日曜日は快晴無風の穏やかな秋日和で、早足で歩いていると少し汗ばむほどだった。先週末は晩秋のような寒さだったから、この変化はまさに秋の空だ。
 それでも秋は着実に深まっているようで、先週は秋を拾いながら歩いていたが、今週は色づく秋を探しながら歩いていた。
 そうすると、わずか1週間なのに秋は大きく変化していた。
 先週はまだ蕾だったのに、サザンカが満開の様子だった。サザンカは巽聖歌の詞にもあるように冬のものという印象が強いが、もう咲いている。季節の移ろいが早いのかもしれない。
 サザンカの花は、隣のお宅に咲いているものなど見ると、濃いピンク色で、ツバキに比べると、花の色や花弁の形などにやや単調な印象を受ける。もっともそれは、冬に向かって咲くサザンカと、春を迎えて咲くツバキとの季節感の違いによるところもあるのかもしれない。
 キクが真っ盛りとなってきた。キクは秋の風物詩の代表だろう。最も秋らしいのではないか。キク作りは奥深くも好まれるようで、この時期あちこちで競い合うように咲いている見事な花を見かけることができる。
 近所の好事家など「ほとんど1年がかりですよ」と話しているように、実際、春にはもうキク作りに着手している姿を見かけている。キク作りにはコンクールもあって細かな決まり事もあるようだが、私には何よりも気高い美しさがうれしい。
 道すがら、道にはみ出している庭木に薄いピンク色の実を付けている木を見つけた。直径1センチほど、サクランボのようにぶら下がっていた。とても可憐。名は何というのか、これまで見かけたことがなく珍しい。
 調べてみたが、なかなかわからない。強いて当てはめれば、コンズイというものかもしれない。実はその可憐さからは想像できないのだがとても堅くて、この先、この先木の実が割れて、中からさらに小さな実が出てくるらしい。


写真1 早くも満開になってきたサザンカ。慎ましい美しさがある。


写真2 秋の風物詩キクの花。凛とした気高さがいい。


写真3 サクランボのような木の実。初めて見つけた。ゴンズイというらしいが自信はない。

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