2015/10/30

BEXCOとセンタムシティ

 ウエルディングコリアが開催されているのがBEXCO(釜山エキシビション・コンベンションセンター)。
 首都ソウルのKINTEX、COEXに次ぎ韓国第3位の大規模展示場。南部では最大規模である。展示場面積が約4万5千平方メートルあり、日本の8万の東京ビッグサイト、6万の幕張メッセに次ぐ規模ということになる。このBEXCOの存在が釜山をアジア有数のコンベンションシティの地位を確立させている。KINTEXが10万強、COEXも6万強の展示場面積を誇っており、韓国のコンベンションにかける並々ならぬ意気込みが感じられる。ビッグサイトがすでにアジアで10傑にも入らない現状では、日本のコンベンション政策の貧困ぶりがわかる。
 BEXCOは、第1展示場(26、508平方メートル)と第2展示場(19、872平方メートル)の二つのパビリオンで構成されており、今回のウエルディングコリアは第2展示場のほぼ全館を使用していた。
 1階に展示ホール、2階、3階を会議室等に当てており、総合コンベンション施設として充実した内容となっている。ビッグサイトも幕張メッセも会議施設が貧弱であり、近年、展示会とカンファレンスなどが一体開催される現状を鑑みると、日本の展示場がいかに総合コンベンション施設として彼我の差が大きいかは歴然としている。
 一方、BEXCOがあるのはセンタムシティというエリア。大きくは高級リゾートとして知られる海雲台地区に含まれ、釜山の東に位置し、西寄りのダウンタウンに対して新都心ともいえる。
 BEXCOを含め一体開発された地域で、超高層オフィスビルが林立し、極めて近代的な景観。釜山は釜山国際映画祭で世界的に知られるが、そのメイン会場もこのエリア内にある。なおこの映画祭はつい2週間前まで開催されていて、相当な賑わいだったようだ。ここに隣接して美術館もあるということである。
 また、ショッピング施設も充実していて、ロッテデパートが巨艦店を構えているほか、そのロッテに隣接して、世界最大のデパートとしてギネスにも登録されたという新世界デパートもある。なるほど、外観だけから判断すれば、ロッテの3倍もあろうかと思われた。
 今や国際的な展示場は、アフターコンベンションとしての機能も求められているが、世界遺産が数多くある慶州にもKTX(韓国版新幹線)で約30分とほど近いなど、釜山はそういう面でもなかなか充実しているようだった。


写真1 韓国の大規模展示場の一つBEXCO。これはウエルディングコリアが開かれた第2展示場。


写真2 BEXCOのあるセンタムシティ。釜山の新都心にあたる。写真はホテルの部屋から見たシティ中心部の夜景。


写真3 様々な機能を兼ね備えたセンタムシティ。ショッピングもその一つで、写真はロッテデパート(右)と隣接し奥へ広がる世界最大のデパート新世界。

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