2015/10/29

盛大にウエルディングコリア2015

 ウエルディングコリアが昨日28日釜山で開幕した。
 ウエルディングコリアは、韓国における最大のウエルディングショーで、主催はKWIC(韓国溶接工業協同組合)。
 隔年の開催で、これまではソウルや昌原で開催されてきており、釜山で開催されるのは17回の歴史の中で今回が初めて。
 会場は、韓国を代表し、韓国南部では最大規模の展示場であるBEXCO(釜山エキジビション・コンベンションセンター)。
 今回の出展は、17カ国から158社。2年前の前回ソウル開催の15カ国120社に比べ約30%の増加で、展示面積では実に50%もの大幅増となった。これまでの開催では展示会場に限界があったところから釜山に移したことが規模拡大に功を奏した。
 韓国経済は、低成長が続き踊り場にさしかかっているような状況にあり、業種間、企業間で景況感に大きな差異があると指摘されていたが、ウエルディングコリアを見る限り溶接業界の景気はまずまずのようだ。とくに南部に大手が集中する造船が堅調なこともあって、釜山開催を下支えしたようだった。ただ、石油価格の下落などからプラント関係は大幅な受注減となっているようだ。
 会場に入って規模が大幅に拡大されていることがすぐにわかった。とくに大きなブースを構えている出展社が多くて、出展社間にも景況に格差があるようだった。
 会場を一通り回って感じたことは、溶接ロボットを中心に自動化装置の出品が一挙に増加したこと。
 溶接ロボットについては、前回はigm1社のみだったものが、今回は代理店を通じた出品も含めると、ファナック、川崎重工、CLOOS、KUKAなどのブランドが見られた。とくにファナックロボットを出品したHYOSUNGは出展社中最大規模出展となっていた。自動車向けのスポット溶接やオイルタンクのシーム溶接に適用させていたほか、自社製のフルデジタルアーク溶接機を出品していた。
 また、出展社の顔ぶれを見ると、リンカーンが引き続き大きなブースを構えていたほかはミラーがそれなりの規模で存在感を保っていた。
 ただ、全般に、出展社の顔ぶれに入れ替えが多くて、前回昌原開催では大きなブースを構えていたフローニアスが見えなかったし、日本勢でもダイヘンやパナソニックが出品していなかった。また、レーザでも前回出品していたトルンプもIPGもその顔はなかった。
 内容的には、ソリューションをキーワードとして掲げているところが多くて大きな特徴となっていた。例えば、ROBOT VALLYは溶接ロボットインテグレータとしてシステム化を提案していた。
 なお、ロボットに限らず溶接システムから溶接機に至るまで展示をリードしていたのは海外製品で、依然として地元韓国メーカーの進展が弱かった。


写真1 ウエルディングコリアの会場全景。規模は5割増と大幅に拡大された。


写真2 ソリューションをキーワードに掲げる出展社が多かった。


写真3 ファナックロボットを出品し出展社中最大規模の展示だったHYOSUNG。

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