2015/10/28

釜山にて

 昨日27日から釜山に来ている。
 釜山は、韓国南東部に位置し、首都ソウルに次ぐ韓国第二の都市である。人口約400万人。直轄市で、行政上は釜山広域市というのが正式名称である。
 歴史上も、距離的にも日本に最も近い都市である。朝鮮海峡に鋭く突き出た岬太宗台からは対馬が肉眼で望見できる近さである。この太宗台には一度訪れたことがあるが、岬好きにはすばらしい景観で、日本との位置を思い巡らせる情緒があった。
 また、釜山はアジアでも名だたる港湾都市で、手元に確かな資料はないが、釜山港はコンテナの取扱量で世界第5位だったはず。日本の神戸などを抜いてアジアのハブ港となっている。
 釜山にはたびたび訪れているが、泊まるというのは実は少なくて、指を折って数えてみたらこのたびが5度目。それも随分と久しぶり。初めて訪れてからでは39年ぶり。
 昨日は夕方からわずかの時間だったが、街を歩いてみた。
 市街中心は地下鉄が発達している。5つの路線がある。前回来たときには3つの路線だったと記憶しているから着実に発展している様子がうかがえる。都心部を走る1号線と2号線に乗っただけだが、駅も電車もきれいで、駅には全駅にホームドアが設置されている。運転密度も高く、利用者は多い。ただ、東京ならラッシュアワーの時間帯だが、さほどの混雑でもなかった。立っていると、若い人が席を譲ってくれた。これは例外なく必ず。とても気持ちがいい。
 釜山のランドマークが釜山タワー。龍頭山の頂上にあって、ここから釜山が360度展望できた。
 眼下に釜山港が広がっている。懐が深く、良港であることがうかがえる。造船所では建造中の船が同時に3隻並んでいた。港町らしく海に面して細長く広がった町で、高層ビルも多く近代的な大都会だ。後背地は山になっていて、その山を上へ上へと高層アパートが林立していた。
龍頭山の麓にある市場が釜山を代表する庶民的な顔であろうか。東西南北たくさんの細い路地の両側、否、路地の中央にも小さな店が肩を押し合うように並んでいる。
 衣料品、食料品、食堂などと生活の全ての材料が揃っているようだった。大変大きな規模の市場で、ソウルの南大門市場に匹敵するか、あるいはそれを上回るかもしれない。


写真1 釜山タワーから釜山港を眼下に望むる


写真2 龍頭山の麓には市場が広がっていて、小さな店が蝟集している。


写真3 5つの路線がある釜山の地下鉄。

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