2015/10/22

全国溶接コンクールトピックス

 17日18日と大阪で開催された全国溶接コンクール(全国溶接技術競技会)。溶接技能日本一を目指して大変な熱戦となったが、会場周辺で拾ったトピックスを一つ二つ。
 17日の開会式が行われた会場は吹田市の万博記念公園の中にあるホテル。園内には大阪万博のシンボル、岡本太郎の傑作「太陽の塔」が屹立していた。
 塔の高さが70メートル、基底部の直径は20メートルあり、腕の長さも25メートルもあるのだそうで、1970年の開催から45年の時を経てなお輝きを失っていなかった。
 この太陽の塔になぞらえて、開会式で宮田隆司日本溶接協会会長は「大阪万博のシンボルである岡本太郎さんの太陽の塔は、大屋根を突き破って顔を出していた。今回出場される選手の皆さんも、限界を突き破るような活躍を期待する」と挨拶していたのが印象的だった。
 開会式のハイライトはアトラクション。今回は梅花女子大のチアリーディングクラブ「レイダース」が出演、元気のいい演技を披露し選手を大いに激励した。同大のチアは全国優勝の常連なのだそうで、日頃間近で見ることの少ない見事な演技に見入っていた。
 112人の選手の顔ぶれを見ると、出場は今年は全員男子で、68歳を最高齢に最年少は18歳で、平均年齢は30.8歳となっていて、経験10年前後という溶接の実力が最も発揮される年代層が揃った。
 この出場選手の中に、親子という珍しい顔ぶれがあった。共に岐阜県代表で岩佐溶接鉄工所に所属する、岩佐富雄さん(68歳)と岩佐将徳さん(33歳)。手溶接に出場する父親の富雄さんは17回目の出場という大ベテランで、たびたび入賞している実力者。29年前に大阪で開催された大会がはじめての全国大会だったそうで、「今年こそトップを目指したい」と意気込んでいた。また、半自動溶接に出場する息子の将徳さんも4回目の出場。これまでの出場では種目が違うとは言え、ことごとく父親の方が上位になっており、「今年こそ父の順位を上回りたい」と目を輝かせていた。



写真1 開会式が行われた万博記念公園の「太陽の塔」。


写真2 開会式のアトラクションでチアを披露する梅花女子大のチーム。


写真3 親子で出場した岩佐富雄さん(右)と将徳さん。

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