2015/09/24

神田川紀行:高田橋から神高橋まで

 神田川を上流へと遡上していくと、高戸橋で明治通りを渡った後すぐに続けて高田橋となる。この二つの橋は橋の幅の分だけ離れているという感じ。20メートルほどか。
 高田橋はここまで神田川と並行してきた新目白通りに架かる橋で、明治通りを渡る高戸橋と同様に長さはさほどないものの幅の広い橋。
 橋上から川面を見ると、流れは清らかで速い。岩盤になっている川底が透けて見える。また、この橋のところで高田馬場分水路の吐口と、合流する妙正寺川の吐口が隣り合って口を開けている。分水路も妙正寺川も暗渠で流れてきたようで、付近を探し回ったがどこを流れてきたものか表面には出てこなかった。
 高戸橋を出ると神田川は新目白通りから離れ、しばらく住宅地の中を流れる。次が源水橋で、小さな橋だが、欄干に水車のきれいな絵が施されている。あるいはこのあたりに往時は水車があったものであろうか。
 両岸が歩行者専用道路になっていて、右岸(上流に向けて左側)の沿道にはハナミズキの樹が並木となっていた。
 また、この橋の周辺は新宿区による親水施設が整備されていて、親水テラスが設けられているところもあった。
 源水橋の次が戸田平橋。左岸が豊島区で、右岸は新宿区。右岸側に水と緑の散歩道なる看板が立っていて、それによると、神田川を遡上してきて新宿区に入った最初の橋豊橋から数えて1.4キロとの表示。
 また、このあたりは雨によって水かさが増すことが多いからか、「河川水位の上昇にご注意下さい。川の水が護岸中段に達すると自動的にサイレンが鳴ります。」と掲示してあった。
 なお、このあたりはフォークソング『神田川』のモデルになってところらしい。そのつもりで見ると、なるほど、路地にはアパートが散見される。高田馬場駅にも近いし。
 ここからしばらくして高塚橋。なにやら橋の上に人だかりがしている。近づいてわかったのだが、橋のたもとにあるステーキ屋の列で、大半が学生。ランチタイムはとうに過ぎた時間帯なのに大変な人気ぶりだ。並んでいた女子学生に、おいしいのか、安いのかと尋ねたら「わからない」との返事。それなのにもう1時間も並んでいるということだから、こっちの方がわからなくなってしまう。
 高塚橋からも見えていたが次が神高橋。上流側に西武新宿線とJR線の鉄橋が3段に重なって見える。
 なお、この神田川紀行においては、神田川に架かる橋梁の数に鉄道橋や水道管橋などはカウントしていない。人が渡れる公共の橋のみを数えるようにしていて、これを原則にしてきた。
 なお、豊橋から続いてきた川岸の歩行者専用道路はここで途切れた。鉄橋の下はくぐれないからだろう。
 橋のたもとには新宿区立戸塚地域センターという建物があって、その3階が神田川ふれあいセンターになっていた。神田川の生きものや歴史などがパネル展示されていた。子供向けの施設のようで、神田川ファンクラブなるものまであるようだった。
 なかなか熱心な取り組みで、そう言えば、神田川の両岸に植樹したり遊歩道として整備を進めていたし、「いきいきウォーク新宿」の看板を出したりして、水辺の散策を奨励していた。
また、この神高橋は高田馬場駅に近く、駅前は学生の姿も多く大きな賑わいになっていた。


写真1 高戸橋上から見た高田橋。左が神田川本流で、右に高田馬場分水路、さらに合流する妙正寺川の二つの吐口。


写真2 高塚橋。橋上の人だかりはたもとのステーキ屋の行列だった。


写真3 神高橋。その上が西武線の鉄橋で、さらにその奥にJR線の橋梁と並んでいる。高田馬場駅から近い。

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