2015/09/03

溶接学会秋季全国大会

 溶接学会の秋季全国大会が札幌市の北海道科学大学を会場に昨日2日から3日間の日程で開催されている。
 溶接学会では、年2回春秋に全国大会を開催していて、このうち秋季全国大会は全国各地を巡回していて今年は北海道での開催だった。
 全国大会は研究論文発表の場。今年は会期中216件の論文発表が予定されている。これは昨年秋の202件に比べ6.9%の増加となり、2年連続で200件の大台に乗せた。
 分野別に見ると、今年も最も多かったのはFSW(摩擦攪拌接合)の5セッション30件で、次いでレーザの5セッション24件に、溶接冶金の4セッション16件が続いている。また、異材接合が2セッション11件となっているのも近年の動向を反映して特徴的である。
 この分野別の発表件数は、溶接研究のトレンドを把握する上で参考となるもので、10年単位でその動向を見ると、しばらくの間レーザが圧倒的に多かったものが、研究のピークが過ぎたせいかここ数年落ち着いてきていて、代わって急速な普及を示すFSWがこの数年来トップに躍り出ている。
 大会1日目の昨日は、一般の論文発表や論文賞受賞記念講演が行われたほか、初日恒例の特別講演では北海道立工業技術センターの宮原則行氏が「函館マリンバイオクラスター形成への取り組み」と題し講演した。
 また、いくつかのセッションをのぞいてみたが、参加者の多かったのはFSW関連で、やはり関心の高さを示していた。


写真1 研究論文発表の様子。写真はFSWのセッション。


写真2 特別講演の模様。函館における産学官連携の具体例が示されていた。

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