2015/08/21

神田川紀行:豊橋から高戸橋まで

 駒塚橋を過ぎると神田川の両岸は豊橋に至って文京区から新宿区へと移る。また、江戸川橋から続いてきた江戸川公園、新江戸川公園は終わるが、両岸の遊歩道と桜並木は続いている。
 このあたり、豊橋で遊歩道を離れて並行している新目白通りに出ると、都電荒川線の起点早稻田の電停がある。この荒川線は都電として残っている唯一の路線である。また、この通りの左が早稻田大学のキャンパスである。
 再び豊橋まで戻って神田川を遡上する。ただ、左岸(上流向けて右手)を遊歩道に沿って進むとちょっと面食らう。つまり、住居表示が豊橋あたりでは文京区西早稲田だったものが、次の仲之橋では豊島区高田となり、続いて三島橋で新宿区西早稲田、そして面影橋でまた豊島区高田となり、橋を一つ経るごとに住所がめまぐるしく変わっているのである。
 この間、遊歩道に面して小さな家が並んでいて、橋と橋との距離もせいぜい100メートルくらい。郵便物をどう区分するものなのか郵便配達も大変だろうし、行政サービスもややこしいのではないかと思われた。
 小さなアパートなどもあって、風情としてこの界隈は、歌謡曲の『神田川』を彷彿とさせるものだった。実際のモデルがどこかは知らないが。
 面影橋から曙橋を経て神田川は高戸橋に至る。この高戸橋は明治通りに架かる橋で、新目白通りを進んできた都電はこの交差点で右折し、高戸橋を渡って明治通りを進む。電停名をたどれば学習院下、鬼子母神前、雑司ヶ谷などと続き、大塚駅前へと至る。



写真1 歌謡曲『神田川』の情緒か、神田川沿いの小道に面して小さなアパートが並ぶ。豊橋付近で。


写真2 神田川もこのあたりまで遡ってくると清流である。開渠になっていて、深い谷間を流れていることがわかる。仲之橋上から。


写真3 明治通りが神田川に架かるのが高戸橋。新目白通りを進んできた都電はここで右折し明治通りに方向を変える。

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