2015/06/23

鎌倉漫遊

 昨日は鎌倉に遊んだ。
 アメリカの友人が東京に来たので案内した。彼は上海からデトロイトへの帰途立ち寄ったのだった。
 東京にはたびたび来ているし、基本的にいわゆる観光というものに興味を示さない男なのでどうしたものかと思案したのだけれども、たまには日本の古都もいいのではないかと誘った。
 東京から横須賀線電車で北鎌倉下車。平日だというのに大変な賑わいで、くだんの友人が「上海並みの混雑ぶりだね」と驚いていた。
 初めに明月院に寄った。もちろんアジサイが目当て。ちょうど満開の季節で、ラピスラズリのような濃い青色が見事だった。
 アメリカにもアジサイはあるかと尋ねたところ「ある」といい、ハイドランジアというのだと教えてくれた。
 古刹に渋い花という、いかにも日本的な情緒はどうかと見守っていたら、写真をパチリぱちりと撮っていてそれなりの関心を示していた。
 次にバスで鎌倉駅に移動した。いかにも小太りのアメリカ人らしく歩くのは大嫌いというタイプ。
 ここで昼食となったのだが、好き嫌いが激しくて魚はめったに食べない。通りがかりのハム・ソーセージの店を見つけてここがいいというので入った。ソーセージサンドをいただいたのだがこれがなかなかいけて彼も満足ふうだったた。
 彼とは溶接の仕事を通じて知り合った仲だが、彼も先週は上海フェアに参加していて、今年のフェアはどうだったかと印象を尋ねるので、「上海も右肩上がりの成長から横ばいに移った」と話したら頷いていた。
 次に、江ノ電に乗り継いで長谷に向かった。大仏様を見せようというわけである。大きさもさることながら、野ざらしになった、そのことに驚いていた。「いいブッダだ」と感想をぼそり述べていたが、果たしてどういう意味だったものか。
 とにかくどこへ行っても混んでいるし、蒸し暑いし、もう帰ろうということでそうそうに帰途についた。
 私にしてみれば思いがけないことで鎌倉の散策となった。とにかく混雑していて古都の風情を楽しむということにはならなかったが、鎌倉は何年ぶりか、それなりにこれまでの印象をなぞることはできたように思う。


写真1 アジサイが見事な明月院。


写真2 多くの人を惹きつける鎌倉大仏。


写真3 どこへ行っても大変な賑わい。江ノ電も満員だった。

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