2015/06/17

踊り場の上海フェア

 北京エッセン溶接・切断フェア(上海)が昨日16日、上海新国際博覧センターで開幕した。
 15日に梅雨入りした雨は朝から降り続き雨模様の初日となったが、参観者の出足は悪くはなく、まずまずの盛況ぶりだった。
 1987年に始まって今年がちょうど20回目。北京、上海を交互に毎年開催されてきていて、とくにここ十数年来は中国経済の成長と溶接市場の拡大を背景にこのフェアもほぼ一本調子で右肩上がりの発展となってきたが、今年は出展者数が28カ国・地域から989社となり、過去最高だった2013年の前回上海開催時の1019社から減少となり1千社を割り込んだし、展示規模も使用展示館数が前回上海の8館から7館へと減少した。中国経済の減速の影響と見られ、さすがの北京エッセンフェアも踊り場にさしかかったような印象だった。
 それでも、ウエルディングショーとしては世界最大である本場ドイツのエッセンフェアに近づきつつある規模となっていて、相変わらずの盛大ぶりではある。
 初日のこととて駆け足でざっと見ただけの印象だが、出展社の顔ぶれとしては世界のトップメーカーがほぼ揃っていたのに対し、参観者はあくまでも地元が大半で、ローカル性が強かったし、展示の方法も中国語ばかりで英文との併記は稀で、その点、グローバル化にはほど遠い印象だった。まあ、足元の中国市場が巨大であるだけに、出展社にもさしたる不満はないものと思われた。
 内容的には、アルミやステンレス関連が多いなど自動車向けを念頭に置いた出品が目立った。
 ロボット化の傾向はますます顕著だったほか、これまで切断が中心だったレーザ加工でもレーザ溶接の出品が着実に増えていたし、新しい技術への導入意欲は依然として旺盛のようだった。


写真1 盛況の上海フェア会場。写真はN1号館の模様。


写真2 新しい技術へ旺盛な導入意欲。


写真3 ますます顕著なロボット化の傾向。 

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