2015/05/22

廣野ゴルフ倶楽部

 先日のこと、兵庫県三木市にある廣野ゴルフ倶楽部でプレーをする機会があった。
 廣野は、おそらく関西いや日本を代表する名門ゴルフクラブであろう。
 ゴルフの腕はさておいて、私はゴルフ歴は45年と長く、しかもゴルフの機会は少なくない方で、それも仕事柄というべきか、全国各地でプレーをした経験があって、これまでに数えてみればおよそ550のゴルフ場でプレーしたことがある。これは多い方かもしれない。
 その私が、一度は是非にもプレーをしてみたいものだと願っていたのがこの廣野だった。これまでにもメンバーの方に誘っていただいたことは何度かあったのだが、そのつど都合が悪く実現できていなかった。
 その念願かなった廣野ゴルフクラブ。まず、どっしりとした欧風のクラブハウスが迎えてくれた。2階には談話室や食堂があって、談話室に掲額されていた歴代クラブチャンピオンのボードによれば、最初が1932年とあった。つまりこの年が開場ということ。83年の歴史ということになる。
 さて、いよいよプレー。アウト1番ホールからのスタート。さすがは名門ゴルフ場。よく手入れされた美しいコースが広がっている。ホールをセパレートする木立が年輪をうかがわせる。この印象は最終18番ホールを上がるまで変わらなかった。
 各ホールはたっぷりと距離がある。あたりまえのことだが、距離に甘いところは何もない。チャンピオンティーで7169ヤード、レギュラーティーでも6454ヤードもあった。
 設計者はC.H アリソン。世界的にも著名な設計者である。深いバンカーをアリソン氏特有のという意味でアリソンバンカーというが、ここがまさしくそのアリソンバンカーだった。深さが背の高さほどもあるところもあった。
 グリーンの状態は素晴らしいものだった。一見しただけでは何の変哲もなそうに見えたのだが、ただ、微妙なラインが多く読み切れなくとても難しかった。
 コースは各ホールとも全般にフラット。キャディさんが狙いどころをあらかじめ教えてくれるのだが、もとよりその通りには行かない。乗用カートなどないからすべて歩き通さなくてはならない。後半バテていたらキャディさんに励まされた。
 スタート前に、同伴のメンバーから、よそに比べて5つは悪いですからと教えられていた。つまりそれほど難しいということ。それで目標スコアを10ほど増やしておいたら、その通りになってしまった。
 それよりも、私の腕ではこのコースの難しさは本当にはわからなかったのかもしれない。上手な人ほど難しさを感じたのではないか、プレーを終えてそのように思えたのだった。
 なお、クラブハウスに隣接してJGA(日本ゴルフ協会)のゴルフミュージアムというのがあった。2階建ての立派な建物で、わが国のゴルフの歴史が概観できるようで面白かった。
 ところで余談だが、この日は車で神戸の三ノ宮から往復したのだが、実は、ここは神戸電鉄に広野ゴルフ場前という駅があって、駅とゴルフ場とは道を1本隔てただけ、駅の真ん前がゴルフ場の正門だった。さすがは廣野というべきか、ゴルフ場の名が付いた駅名というのも他に例を知らない。


写真1 廣野ゴルフクラブクラブハウス正面


写真2 クラブハウスから見た9番ホール


写真3 クラブハウス内談話室。1932年から始まる歴代クラブチャンピオンの名を刻んだボードが掲額してあった。

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