2015/05/20

港神戸

 昨日から神戸に出張で来ている。
 神戸には時々訪れているが三宮界隈が中心となることが多く、散策するにしてもこれまでは北野など山側が多かった。
 今回は、会合が幸いメリケンパークに近いところで、海側を散策することができた。
 スタートはJR元町駅から。JRは大阪方面から下ってくると三ノ宮、元町、神戸と並んでいる。三ノ宮の駅名はJRは三ノ宮だが、阪急と阪神は三宮で、ちょっとややこしい。
 元町駅から歩き始めると、すぐに南京町。いわゆる神戸の中華街である。中華料理店が軒を並べていて賑わっていた。ただ、中華街としては横浜に比べ規模は小さく、あるいは長崎よりも狭いかもしれない。修学旅行生の姿が多く見られたが、人気は豚まん(豚肉の肉まんのこと)のようだった。
 この南京町から三宮寄りにメリケンロードを横切ると、この辺り一帯が旧居留地。産業遺産に指定されているような古いビルが幾つも残っている。商船三井ビル、海岸ビルなどとあり、38番館などは商業ビルとなっていた。
 なかなか落ち着いた高級感のある街区で、エルメスやディオールなどとおよそ世界のトップブランドが顔を揃えたようだった。
 古い建物の外装はそのままに、内装をリフォームして大事に使っている様子がうかがえて好感が持たれた。ある種、ヨーロッパの建物の活用の仕方に似ているかもしれない。ただ、歩いていて残念なことはカフェの少ないこと。高級レストランはそこここにあるのだが。
 海岸通りを渡ると波止場で、幾つも突堤が並んでいる。さすがに神戸港で、1868年の開港という歴史ばかりではなく、現在に至るも五大貿易港の一つだし、三大旅客港の一つでもあるらしい。
 突堤(ピア)の一つ、中突堤の突端まで足を伸ばしてみたら、大型観光船がちょうど入港してきたところだった。ルミナス神戸という船名のようだ。
 また、この突堤からは、1868年わが国最初の移民がハワイに向けて出港した場所だという記念碑が建っていた。
 それにしても、港町というと、どうしてこうも魅力があるのだろう。とくに函館、横浜、神戸、長崎などと古くに開けた港は、異国情緒もたっぷりだし、独特の街並みがあるし、それは世界につながっているというあこがれが感じられるからかもしれない。

 


写真1 神戸の中華街南京町。


写真2 旧居留地の一角。古いビルはそのままに高級ブランド店が店を構えていた。


写真3 中突堤に停泊中のルミナス神戸。

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