2015/04/24

〇〇大学前

 九州で鉄道に乗っていて気がつくこと。それは駅名に〇〇大学前などと大学名の付く駅がやたら多いこと。
 これはJRに限っては珍しくて、JR北海道の札沼線に愛称が学園都市線というだけあって、あいの里教育大、北海道医療大学と二つもあるのが希有な例で、ほかには、JR東日本の東北本線に自治医大、越後線で新潟大学前が見つけられる程度。全部を精査したわけでもないがこんなところ。JR東海や西日本、四国には一つもないのではないか。
 ところが、JR九州になると〇〇大学前が俄然増える。鹿児島本線では、小倉-博多間だけでも、九州工大前、教育大前、福工大前、九産大前と4つもあるし、さらに進むと熊本の手前に崇城大学前というのがある。この駅はかつては熊本工大前という名前だったが、大学名が変わったら駅名も変更になった。
 ほかにも九州では、筑肥線に九大学研都市、豊肥本線には東海学園前、大分大学前とあり、久大本線には久留米高校前と久留米大学前が連続してあり、高校と大学がそれぞれ駅名を一つずつ持っているという念の入れ用だ。また、日豊本線にも小波瀬西工大前、別府大学とある。
 JRにおいて駅名がどのような基準で設定されているのか知らないが、施設名を駅名にしているところはまま見受けられるが、これほど大学名が多いというのも面白い。まるで流行りのようでもあるが、これは大学側がJRに申請したためであろうし、公共性が高いということで許可されたものであろう。
 昔、JR東日本管内で、ある有名大規模展示場で、展示場名を駅名にするようJRに働きかけたところ、JR側は容易には首を縦に振らず、しかも、経費として5億円が必要と言われたというエピソードを耳に挟んだことがあるが、その真偽のほどはともかく、容易に駅名を希望通りに変更してくれないのは理解できる。
 金を積めば、駅名を変えてくれるとなれば、〇〇パチンコ店前などという駅名まで出かねない。


写真1 写真は「九州工大前」駅。(2013年3月16日撮影)

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