2015/04/22

爆買い

 爆買いとは、中国人観光客の買い物の様子を表現した言葉。一人で100万円程度はざら。電子炊飯器を3個も4個も買って帰るなどいう途方もなさに呆れ果てて付けられた言い方。
 その中国人観光客の東京における買い物の向かい先は大別して二カ所。一つは高級ブランド品を目当てにした銀座。今一つは電気製品などを買いあさる秋葉原。このうち爆買いのターゲットは団体観光客が好む秋葉原である。
 朝9時過ぎ、電気街の真ん中を南北に貫いている中央通りで見かける風景。次々と大型観光バスが横付けされ、中国人観光客がはき出され、ガイドに案内されて大型電気店に吸い込まれていく。
 とにかく、大型観光バスはひっきりなしに到着し、客を降ろすとすぐに立ち去る。駐車禁止区域だからで、同じバスは1時間ほどするとまた戻ってくる。しかし、集合時間に遅れるのはどこの国の人も同じ。従って、10時半頃ともなると、今度は帰りの客を待つバスで通りは長い列。ついには並びきれなくて並列停車ともなる。
 免税店の売り場はまるで戦場のごとき様相となる。中国の人たちの声の大きさは毎度のことだが、我々にとっては怒号が飛び交っているように聞こえる。
 一番人気は電子炊飯器。なぜなのか理由はわからない。それも一人で3個も4個も買う人が少なくない。また、10万円もする大型炊飯器も手にしている。おそらく大家族だからであろう。
 電気製品では、シェーバーやヘアドライヤーなども人気。ほかに、カメラや腕時計も。赤ちゃんの粉ミルクも人気の一つ。化粧品も人気。
 知り合いの中国人の買い物につきあったことがあるが、同じコンパクトカメラを一人で50個も買ったのには唖然とした。粉ミルクも10缶も20缶も買っていくらしい。
 そして、炊飯器であれ何であれ、絶対条件は「日本製造」ということ。つまり、メイドインジャパン。どれほど世界的に一流ブランドのものであれ、日本のメーカーのものであれ、製造地が日本以外なものには目もくれない。
 これはもう信奉みたいなもので、電気製品はもとより時計、カメラ、化粧品、粉ミルクなどとあらゆる品物に及ぶ。
これはまさに秋葉原風景であろう。

 


写真1 次々と大型観光バスで乗り付ける中国人買い物客。


写真2 免税店の店内はまるで戦場のごとき様相。


写真3 人気の一つは電子炊飯器。絶対条件は「日本製造」であること。

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