2015/04/07

『全国溶接銘鑑2015』

 全国の溶接関連企業の情報データを集めた企業年鑑の2015年版。産報出版刊。B5判上製クロス貼り箔押し函付。約1千ページ。
 同社では初版刊行以来60年余となる伝統の企業年鑑で、業界で最も権威ある企業データ集となっている。
 内容は4部構成で、大別すると企業年鑑の第1部と団体名簿の2-4部で、合計すると16,300社が掲載されている。
 企業年鑑には、本社や事業所の所在地、代表者氏名就任年月日、創業・設立年月日、社名変更の履歴、資本金額、大株主名・割合、従業員数、事業内容、売上構成、輸出比率、業績、取引銀行、役員や担当部局の氏名、仕入先・販売先、代理・特約店、関連会社名、所属団体名などの各項目が掲載されていて詳細。
 この銘鑑の発行日をいつとするかは版元の悩むところ。かつては12月末日だったが、ここ10数年は3月末。どこで切っても人事情報、決算情報に満足することは少ないのが宿命。それで、千ページを超す分厚い本なのに、最終的には発行2週間くらいまで追い込むこともある。
 刊行にあたっては、調査から発行まで約10ヶ月の月日をかけている。残る2ヶ月も次年度版の編集方針などの検討にあてているから1年の間に休むことはほぼない。
 調査票の発送が6月から順次。締め切りが9月末日。また、日常的に企業情報の収集に心掛けていることはもちろん。
 その上で集めたデータの更新作業に入るが、これが最も手間のかかるところ。また、生データにしろゲラにしろ校正作業は最も肝心なところ。企業年鑑とあれば1字たりとも間違いは許されない。
 とくにここ10数年は異動が目だって多いのが特徴。社名の変更や本社の移転から合併や転廃業などとあってその追跡が大変な作業となる。
 2015年版では全体の2%もの企業が消えた。新規は10数社だから確実に企業数は減少している。ここのところ合併なども多くなっていて企業の趨勢に変化は大きい。
 


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