2015/04/03

1462daysアートするジャーナリズム

 先日まで銀座の河北ビルというところで、1462daysアートするジャーナリズムという展示会が開催されていた。
 仙台に本社がある河北新報社の主催で、会場は同社の東京支社だったところで、改築のため移転していて着工前の空きスペースを利用したようだ。
 1462daysとは、2011年に東日本大震災が発生した3.11から1462日目ということ。
 展覧会場は5階から9階まで広がっていて、各階には東北で活動を続けるアーティストたちに開放した作品を中心に展示されていた。
 また、各階には東日本大震災を報じてきた河北新報の記事がトピックス風に転々と掲示されていて、この4年間の軌跡がわかるようだった。
 例えば、day1はまさに3.11当日で、それは大津波被害を報じる「号外」だった。
 また、会場に入って正面には横長の大きなパネルが立てられていて、3月12日、すなわちday2の紙面で、題字が左肩に付いている。奇異に思われたが、これは1面と最終面を見開きでレイアウトしたためで、苦肉の策として題字を左肩にしたもののようだが、これによって見開きいっぱいに迫力ある巨大な写真を掲載することができていた。
 河北新報は、地震によって組み版システムがストップするなど自身が大きな被害を受けていて、この日の紙面も新潟日報の協力で制作していた。そういう待ったなしの危機の中で、このような誌面をレイアウトするという大胆で自由な発想には感心をさせられた。
 なお、9階会場には、「やってみたいこと」というコーナーがあって、来場者に自由にやってみたいことをアンケート用紙に記入させていた。その内容をもとにイラストレータが後日絵にしてくれるというイベントだった。
 私も求めに応じて、「甚大な被害となった鉄道が一刻も早く全線復旧することを願い、再開の暁にはその列車にのんびりと乗ってみたい」と回答していたのだが、そうしたらこのたびその絵が送られてきた。
 絵は、家内と二人が列車に乗ってリラックスしている様子が描かれていてとてもほほえましいものだった。


写真1 会場正面に設けられた3月12日付け河北新報の見開き紙面パネル。


写真2 私の「やってみたいこと」を絵画化してくれた作品。

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