2015/03/19

金沢延伸開業の北陸新幹線に乗る

 14日に延伸開業した北陸新幹線に乗った。開業初日に乗りたかったのだが、当日はどうしても欠かせぬ業務があり断念、やっとこのたび実現した。
 今回開業したのは長野から金沢までの228.1キロで、途中、長野、新潟、富山、石川の4県をまたぎ、飯山、上越妙高、糸魚川、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡の各駅が設けられている。東京からの営業キロ数は450.5キロで、最速2時間28分で結ぶ。従来に比べ1時間23分もの短縮となり、速達性が格段に向上した。なお、北陸新幹線としての線区である高崎からの営業キロ数は345.5キロである。
 3月18日水曜日、東京駅、23番線ホーム、8時36分発北陸新幹線かがやき505号金沢行き。列車は8時23分頃入線してきた。那須塩原からの折り返し運転で、しばし清掃のために待たされた。隣22番線には新青森行きのはやぶさ7号が入線している。ホームは春の旅行シーズンとあって大変な混雑。
 かがやき号は、車両先端から屋根にかけてブルーの線がたてがみのように入り、車体全体はクリーム色(アイボリーホワイト)で、太いカッパー色と細いブルー色の横縞が2段に施されている。「和」をキーワードに、伝統文化と未来をイメージしたとか。隣に入線しているはやぶさ号に比べやや渋い。乗り込んでみたら車内も渋くしゃれたシート。座席はシートピッチに余裕が感じられた。
 12両編成。JR東日本の最新鋭E7系車両で、車体にはアルミニウム合金のダブルスキン構造を採用、車両の軽量化と高速化を図っている。この編成は川崎重工の製造のようで、構体の溶接にはFSW(摩擦攪拌接合)が適用されているはず。
 列車は定刻の発車。座席は進行左側。車内は空いている。もっと混んでいるのかと想像していたがこれは意外。上野、大宮と停まり、次の停車は長野。途中、軽井沢を9時39分頃通過。周辺には残雪が見られる。しかし、梅の花も咲いていていかにも早春の様相。
 長野10時02分定刻の到着。12番線。隣11番線には各駅停車の金沢行きはくたか555号が停車していた。ここで乗務員がJR東日本からJR西日本に交替となった。
 10時04分の発車。いよいよ新線区間である。一段とスピードが増したように感じる。ただしトンネルの連続で、10時13分頃飯山付近を通過。続いて10時21分頃上越妙高を通過した。この少し手前あたりから左窓に妙高山2454メートルと火打山2462メートルが連なっているのが見えた。
 10時29分頃糸魚川付近を通過、右に日本海が見えた。ここからは海沿いの路線となる。10時35分頃、左に立山連峰が見えてきた。真っ白く輝いていてこの路線のハイライト区間だ。
 そうこうして富山10時50分着。東京から2時間と少し。やはり早い。東京がすぐそこに感じる。
 新高岡を過ぎたあたりで金沢到着を告げるアナウンスが始まった。終点金沢11時10分定刻ぴったりの到着だった。東京から2時間34分、あっという間だった。長野からならわずか1時間少々。
 金沢駅ホームの柱には金箔を貼ったとおぼしき装飾が施されている。金沢の新幹線にかける期待が感じられた。駅前は大変な賑わいだった。列車は空いていたのに、何か大きなイベントでもあったのかもしれない。
 それにしても金沢は近くなった。金沢はこんなに近かったのかと思うほどだ。新幹線網が着々と整備されていて日本はどんどん狭くなる。北陸新幹線もこの先2023年度には福井を経て敦賀まで延伸される計画だ。


写真1 東京駅23番線ホームで発車を待つ北陸新幹線かがやき505号金沢行き列車。


写真2 車窓から遠望される立山連峰。真っ白に輝きこの路線のハイライト区間だ。


写真3 金沢駅正面。14日の北陸新幹線延伸開業から間もないことでまさしくお祭り気分。

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