2015/01/19

大寒の風景

 早いもので今年も明日20日が大寒。
 大寒といえば1年で最も寒い日ということになるが、このところ寒い日と暖かい日とがあって、厳しい寒が底を這っているというほどの印象ではない。
 実際、昨日一昨日も土曜日曜といつものように夜明を待って散策に出ていたが、底冷えというほどでもない。どうだろうか、統計上のことはわからないが、印象としては、例年より寒いということはないようだ。
 このところ木に咲く花は滅多に見かけない。当然のことだが。
 ただ、いつもの公園で、遠くからは赤い花が咲いているように見えてはっとして近づいたら、それは花ではなくて小さい実が赤ちゃんのコブシくらいの大きさにかたまっているものだった。
 4、5メートルほどもあろうか、なかなかの高木で、葉がとても大きいものだった。調べてみたら、モチノキ科のタラヨウというらしい。大きな葉はお経を書けるということで、多羅樹から転じたもののようだ。
 また、近所のお宅で赤や黄色の花が咲いている木があったので近づいてみたら、これも果実だった。ほおずきを細長くしたような形をしていて、なかなか鮮やかな色合いだ。
 これは見当がついた。クチナシである。春から初夏にかけて白い花を咲かせる。この実は料理で重宝される。家内によると、栗きんとんを作る際に、このクチナシの実を入れて一緒に栗を煮ると、黄色い色が鮮やかになるのだそうである。家内はわが家のおせち料理の全部を手作りしているが、今年の栗きんとんにもこれが入っていたわけだ。
 大寒ということは、寒はここがピーク、つまり、これからは春に向かって暖かくなっていくということ。
 その兆しをいつもの公園で見つけた。椿がつぼみをつけていたのである。椿は春に咲く花。これはいくら何でも早すぎるが、どう見ても椿である。この公園では椿がずらり30本ほども並木になっているところがあるが、そっちの方ではここほどのつぼみになっていないから、この木は特別なのであろう。日当たりがいいのか、そういう種類なのか、詳らかではないが。


写真1 遠くからは赤い花が咲いているように見えた、これはタラヨウの実。


写真2 これも花のようだがこれはクチナシの実。


写真3 椿が早くもつぼみをつけていた。

お勧めの書籍