2015/01/13

2015年今年はどうなる?

 仕事始めから1週間。先週は連日賀詞交歓会が開催された。
 賀詞交歓会とは、業界団体や企業の主催によるもので、大半は立食パーティー形式。これは日本独特の正月風景ではあるだろうが、ここで注目されるのはトップの挨拶。そこでは今年はどうなるかということがしばしば話されるので興味深い。
 これらの話を総合すると概要次のような談話が多かった。
 まず、企業からは。業績はいい、しばらく続くのではないか。
 極端な円高は是正されたが、円安の行き過ぎのもいかがなものか。安定した成長を望みたい。円安によって生じるコストアップをどのように吸収するか、また、円安効果をどこまで生かせるか、両面の対応が肝心だ。
 心強いのは内需が増加していることだ。建築が好調だし、造船もいい。
 ただ、内需の盛り上がりによって、人手不足がひどくなっていることで、長期的にも人材育成の強化が喫緊の課題だ。
 また、溶接材料では品不足の状況にあり、供給責任を果たしていくためにも設備の更新を行って生産量の引き出しを徹底していきたい。
 業界団体からは。溶接技術者3万人、溶接技能者30万人、溶接事業所1万社などと、これらの数は実はここ15年ほど変わっていない。ただ、国際溶接技術者数は減少しており、この部分は品質の確保に直接かかわることで最低限の確保が必要だ。
 役所からは。標準化の国際戦略を明確にしていきたい、等々。
 しかし、一方で、欧米を中心にIO T(もののインターネット)などと称しものづくりの方式が急速な変化を見せているし、溶接分野でもAM(アディティヴ・マニュファクチャリング)などと称して3Dプリンターの実生産への応用が進んでいる。
 国際標準化戦略にしてもドイツを中心にインダストリー4.0などと称し国家を上げてた取り組みが協力に進められている。
 こういう状況の中で日本の対応はどうか。これまでのところぬるいと指摘されているところであり、今年の抜本的な展開が期待されるところとなっているようだった。


写真1 溶接業界最大規模の溶接界新春賀詞交歓会(日本溶接協会・産報出版主催)の模様。6日東京プリンスホテルで。

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