2013/12/17

インドネシア進出企業

 先週までのこのたびのジャカルタ出張では、滞在中の11日には日本からインドネシアへ進出している企業を訪ねることができた。わが国における溶接機・ロボットのトップメーカーダイヘンで、現地法人名はOTC DAIHEN INDONESIA。社長は本社から派遣されている市山隆一氏。
 ジャカルタ東部の郊外にあり、デルタ・シリコンという工業団地の一角にあった。ここは広大なインダスリアル・パークとなっていて、次々と工業団地が造成されているようだった。
 ジャカルタ東部は自動車工業や機械工業が集積しているところで、ここまで都心から約1時間30分。途中の高速道路沿いにはホンダの大きな工場も見えた。また、工場地帯に入ってくると、日本企業とおぼしき看板が次々と見えてくる。工場地帯の中のメイン道路沿いには商店街も立ち並んでいて、日本食レストランの看板も見えた。
 まだ新しく造成されたばかりの工業団地のようで、ダイヘンの進出も今春で建屋も4月16日に開所したばかり。日系企業のみならず現地企業も含め販売とサービスの強化が狙い。
 社長の市山さんによると、現地に駐在している日本人スタッフは市山さん以下4人。景気も悪くないし、初年度としては順調な滑り出しだということ。
 溶接ロボットは自動車工業が集積しているジャカルタ周辺が中心となるが、溶接機については、ジャワ島全体の他、スマトラ島やカリマンタン島などへ拡販していく方針。
 このため、現地代理店も強化しており、1980年代から代理店となっているウンガル社のほか、各地で販売店へのサポートも強化してきている。
 また、ロボット単体の販売のみならず、システムとしての販売強化の必要性も痛感しており、このためダイヘン、ウンガル社が現地のシステム会社RCシステム社と共同出資して新たに現地法人を設立、システムの販売を強化する態勢を整えた。
 ダイヘンの現地事務所は2階建て。1階がサービスルーム、2階が事務所となっている。サービスルームにはデモンストレーション用のアーク溶接ロボットが2台設置されていたほか、溶接機が各種展示されていた。
 訪ねたこの日はたまたまオープンハウスの日となっていて、溶接機・ロボットに関するセミナーとアーク溶接ロボットのデモンストレーションが行われていた。
 ダイヘンとしては開設以来初めてのイベントで、出席していたのは自動車や2輪を中心とする日系企業などが多いようだったが、9割はインドネシア人の社員。このためセミナーは英語をインドネシア語に通訳するやり方で進められていて、パワーポイントの映写も英語とインドネシア語二つの映像を使って行われていた。11日と12日の2日間の予定で、述べ130人の参加を見込んでいるということだった。セミナーは溶接技術に関する最新の解説となっていて、熱心な聴講の姿が見られた。


写真1 OTC DAIHEN INDONESIAの外観


写真2 オープンハウスにおけるセミナーの模様


写真3 アーク溶接ロボットのデモンストレーション

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