2013/11/19

フリーダムトレイル

 ボストン滞在2日目、15日金曜日は、出張目的である業務を午前中に片付けた後、午後からはボストン市内を逍遙した。幸い、この日は昨日とは打って変わって風もなく快晴で暖か。
 ボストンは、アメリカで最も古い歴史を有する都市の一つであり、独立戦争で重要な位置を担った都市でもあり、そういう史跡がたくさん残されている。
 これらの史跡巡りをリードしてくれるのがフリーダムトレイルと呼ばれるルート案内。面白いのは道路に幅20センチほどの赤い線がペンキで引かれていて(所々赤煉瓦がはめ込まれている部分もあった)、それをなぞっていけば迷うことなく順路正しくルート巡りができるというもの。
 全長約4キロ、全部で16のポイントがある。スタートはボストンコモンと呼ばれる大きな公園。旧州議事堂、ボストン虐殺地跡などと巡る。ルートは都心部の雑踏の中を進むこととなり、曲がりくねっているし、上を見て歩いていると時々赤い線を見失う。
 しかし、大勢の人々が同じようにぞろぞろと歩いているからさして迷わずにルートに戻ることができる。
 旧州議事堂は博物館になっていたが、相当に古い建物で1713年の建設だという。独立戦争が勃発するまでイギリスの植民地政府が置かれていたという。
 途中、11番目のポイントのフェニエルホールというところまで来たらクインシーマーケットというボストンで最も有名なマーケットに出くわした。大変にぎやかなところで、休憩がてらちょっとのぞいてみた。
 三つの棟で構成されていて、ありとあらゆる店があり、冷やかしながら歩いているのが楽しくなる。
 結局、ここで道草を食っているうちに、フリーダムトレイルは途中ながらここで脱落ということになってしまった。
 ところで、ここは第35代大統領ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ生誕の地。また、このマサチューセッツ州から下院議員、上院議員と政治キャリアを積み重ねていったのだが、今年はケネディが暗殺された1963年11月22日からちょうど50年目。そういうことで、街ではあちこちでケネディに関する催し物の看板を見ることができたし、地元のテレビ局でもたびたび取り上げていた。
 私はこの11月22日という日(日本時間では11月23日だった)をよく覚えている。その日は日米間でテレビの衛星中継が行われる最初の日でもあったのだが、早朝だったと記憶しているが、アメリカからの第1報は、日本の皆さんに悲しいニュースをお知らせしなければなりません、確かこのような切り出しで銃弾に倒れたことを速報していた。
 その50年目に奇しくもこうしてアメリカを訪れていること、また、先年、ダラスに出張した折りには、暗殺現場も見学したことがあって、さらに、折しも、その長女キャロライン・ケネディ氏が駐日大使に赴任したというニュースも流れていて、不思議な縁を感じたのだった。



写真1 フリーダムスタート地点のボストンコモン


写真2 トレイルのために道に延々と引かれた赤い線


写真3 トレイルのポイントの一つ旧州議事堂の建物

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