2013/11/07

2013国際ロボット展

 昨日6日東京ビッグサイトで開幕した。
 ここ数年来低迷したロボット展だが、主催者の発表によると今回は過去最大規模とのこと。ただ、溶接をはじめとする産業用ロボットに関してはほぼ前回並の規模で、拡大していたのは介護などといったサービスロボットの部分。それでも、好調なロボット市場を反映して会場は結構なにぎわいだった。
 それは技術開発の成果として現れていて、高精度、高品質化が一層進展していたし、とくに双腕ロボットの出品が目立って多かった。
 ロボット動作の高精度化をアピールしていたのはダイヘンとKUKA。両社ともに精密加工を行うレーザ切断ロボットとして開発したもので、位置決め精度はKUKAの場合0.028ミリだということだった。ダイヘンではIPGのファイバーレーザを搭載して実演していたが、高精度化にはロボット本体の剛性向上や独自のロボットコントローラの開発など難しい課題が多いということだった。
 今回のロボット展のトレンドは双腕ロボット。そう思わせるほどに出品が目立った多かった。前回までは2社程度だったのに対し今回は川田工業、不二越、川崎重工、安川、ABB、エプソンなどと出品していた。
 いずれもハンドリング用だが、この中では、二つの目と両腕の指先にセンサを取り付けた川田工業のものが面白く思えたほか、安川は自走式の双腕ロボットを出品していた。
 溶接用ということでは、ウエルビー溶接電源とアルメガロボットを組み合わせたダイヘンの高品質アーク溶接ロボットやリンカーンのラビットアークを組み合わせたファナックは毎分120センチもの高速ながらスパッタレスを向上させた炭酸ガスアーク溶接ロボット、川重のろう付用双腕ロボットなどが面白かった。


写真1 自動車ボディのスポット溶接ラインを持ち込んだ川崎重工


写真2 高精度化を図ったダイヘンのレーザ切断ロボット


写真3 今回のトレンドの一つは双腕ロボット。写真は川田工業

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