2013/10/16

ソウル

 昨日15日からから韓国に来ている。KINTEXで今日開幕する2013韓国産業大展を取材するためだが、昨日は早めに着いたので、少し足を伸ばしてソウルを見物してきた。
 韓国国際展示センターKINTEXのあるのは京畿道高陽市で、ソウルの西北の郊外にあたる。最寄り駅の大化から地下鉄でソウル中心部まで約1時間だった。
 韓国には毎年来ているが、このところ南部を訪れる機会が多くてソウルは3年ぶりか。
 あまり時間もなかったし小雨模様でもあったので欲張らずに世宗路から太平路と続くソウルきっての目抜き通りを北から南へと歩いてみた。メインストリートだし、ソウルは過去40年来何度も訪れていて迷うようなこともない。
 スタートは景福宮。大化からの地下鉄3号線を景福宮で降りるとずばり景福宮の門前に出た。
 1395年、建国の祖李成桂が造営した朝鮮王朝最古の王宮。一度消失しており現在の建物は1868年に再建されたものだという。ここ10数年来か、整備が重ねられ、このたび訪れたら立派な宮殿になっていた。ただ、以前は比較的自由に出入りできたのに、この日は景福宮の玄関といってもいいのだろう、南門にあたる光化門すら閉まっていた。
 ところで、ソウルを初めて訪れた40年ほど前には、この光化門の内側、現在の博物院のあるあたりに、日本統治時代の建物、総統府が建っていたものだった。これは東京でいえば皇居にアメリカ軍が総司令部を建てたようなもので、韓国国民の神経を逆なでにしたであろうことは想像に難くない。この建物は近年取り壊された。
 さて、この景福宮から一直線に伸びるのが世宗路。沿道にはアメリカ大使館、世宋文化会館、プレスセンタービルなどと続き、ほどなくしてソウル市庁舎となる。この市庁の前がソウル広場となっていて、この広場を取り囲むように高級ホテルが並んでいる。
 この広場に突き当たるように左から伸びてきてT字路となっているのが乙支路で、この通りに面してロッテ百貨店などの看板が見え、ソウル最大の繁華街明洞へと広がる。
 また、広場のあたりから世宗路は太平路と名前を変えているはずで、そのまま南へ歩いて行けば南大門へとたどり着く。この周辺に広がる南大門市場が有名で、多くの店舗が蝟集している。東京のアメ横を数倍大きくしたような規模で、通りにそのまま露店を出している風景も南大門市場らしいところで、ソウルの活況を集めたようなところだ。
 衣料品や食料品などすべてのものが揃っているようだし、値段もとびきり安いようだし、外国人観光客にも人気の場所だ。かつてはコピー品の販売も横行していたようだが、この頃はどうだろうか。
 なお、南大門市場と明洞は背中合わせの位置関係にあり、すべてをひっくるめてソウルの一大繁華街と呼んでもいいのだろう。
 2時間ばかり通りをぶらついただけで何ほどのことも言えないのだけれども、数年ぶりのソウルは一段ときれいになって垢抜けていた。北京や上海と比べてもソウルは大都会だ。ただ、そのせいか、かつて感じられたどこか猥雑な印象は消えていて、ある意味ソウルらしさが薄まっているわけでもあるのだが、そのように感じられたのだった。

 


写真1 景福宮の光化門


写真2 南大門。数年前に放火で焼失していたが再建されたようだ。


写真3 南大門市場の賑わい。

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