2013/09/05

岡山の魅力

 滞在中の岡山。
 人口約70万人。政令指定都市である。仙台、広島よりは一回り小さく、熊本などと同規模か。大きすぎず、小さくはなく住むにはちょうどいいサイズの都市かもしれない。
 岡山は路面電車の似合う街。路面電車の似合う街はいい街だというのが持論だからこれはうれしい。
 ただ、岡山の路面電車は、路線が2系統しかなく、経営は岡山電気軌道という民間企業である。
 すべての電車は岡山駅前発着で、東山線が岡山駅前‐東山間、清輝橋線が岡山駅前‐清輝橋間である。
 岡山駅前で電車の発着をみてたら実に面白い。来る電車来る電車すべて塗色が違うのである。赤あり緑あり、中には黒もある。これはスポンサーを募って1両単位で任意の塗色を施したからであろう。大半は相当に年代物の電車だが元気に活躍している。
 時々真新しい銀色に輝く電車が入ってくる。通称MOMOと呼ばれる9200型で、2両連結で1セット。ヨーロッパのトラムに似ている。超低床式で、車いすでもスムーズな乗降が可能という。
 この電車で東山線に乗ってみた。三つ目の城下で下車。運賃は100円。この電停から案内板に従って歩くとほどなく岡山城いわゆる烏城である。旭川の畔に真っ黒い天守閣が建っている。なかなか独特の風情がある。それで烏城というのだろうが、ここの天守閣はすらりそびえ立つというものではなく、どっしりとした構えというのが特徴。路面電車に黒い塗色のものがあったのは、この烏城から取ったものであろう。
天守閣の下あたり、旭川に歩行者専用の橋が架かっていて、それを渡ると対岸は後楽園だった。
 日本三名園の一つだが、なるほどすばらしい庭園で、池と川が縦横に配置され、広々とした緑が美しい。ぐるっと見渡しても、市街中心にありながらにょっきり高層ビルが景色を台無しにしているということもなくすばらしい景観だ。また、園内から望む烏城の姿もはっとするほどに一段と風情のあるものだった。


写真1 岡山の路面電車9200型。


写真2 旭川の畔にそびえる烏城天守閣。


写真3 日本三名園の一つ後楽園のすばらしい景観。

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