2013/08/12

葉を愛でる

 暑い。朝から暑い。今週はとくに異常に暑い。やはり地球温暖化による影響だろう。
 暑くとも散策にはいつもの通りに出掛ける。
 樹木にも暑さに強いもの弱いものそれぞれにあるようだが、いずれにしても木に咲く花はこの季節めっきり少ない。木々たちにしてもこの暑さの中さすがに花を咲かせている元気はないのかもしれない。
 中に鮮やかな色を発しているものがあって近づくと、それは花ではなく葉っぱがきれいに色づいているものだった。
 葉っぱが色づくということでは、もちろん秋の紅葉があるわけだが(春モミジというのもあるが)、そうではなくて、夏真っ盛りというこの季節に見事に色づいているものを道筋で見つけた。
 一つはハツユキカズラ。いつも寄るパン屋で池垣にしていた。ピンクや赤や白などと彩りも様々に本当にきれいで、遠くからでは何の花が咲いているのだろうかと駆け寄りたくるなる。
 春から色鮮やかになってきていて、長い期間楽しませてくれるようだ。丈は高くはないから、池垣ながらこの店がやっているように目隠しというよりも境界線目的として似合いそうだ。
 もう一つは鮮やかな黄色の池垣。とにかくくすんだ感じはみじんもなくて真っ黄色な美しさ。イチョウが色づいたときの黄色に似ている。散歩の途中で時々通るお宅で池垣にされていた。何という名前なのか、このお宅の方にお伺いしたくて家の前を2日も通ったのだが、さすがにこの暑さ、庭には出ていらっしゃらなかった。後日調べてみたら、オウゴンマサキというものに似ていたがはたしてどうか。
 面白いのは、池垣の上の部分だけが黄色に色づいていることで、この先全体に色づくのだろうか。
 三つ目も黄色の葉。こちらはイヌツゲゴールデンジェムというな。樹影はサツキのようにこんもりとしているが、葉はまことに細かい。その名の通り黄金色だが、今年は発色が悪いようだ。例年なら小判のような豊かさを感じさせてくれているのだが、今年は暑さのせいか少し枯れかかっている。
 池垣で色づいた葉が鮮やかといえば、真っ赤に色づくベニカナメモチがポピュラーだが、池垣にも季節感を持たしてくれるというのは、家人のみならず通りすがりのものにも楽しませてくれるからありがたい。



写真1 淡い色合いが美しいハツユキカズラ


写真2 鮮やかな黄色はオウゴンマサキ?


写真3 豊かな黄金色はイヌツゲゴールデンジェム

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