2013/08/09

秋葉原ツアー

 本日は秋葉原ツアーにご案内しましょう。中高年向けのコースを用意しておりますが、地元秋葉原人が案内するひと味違ったツアーをお楽しみ下さい。
 スタートは、秋葉原駅電気街口、午前11時。すでに行き交う大勢の人々で賑わっている。秋葉原駅を利用する乗降客数は1日80万人にも上る大ターミナルである。
 ダイビルとUDXの間を抜けて中央通りに出よう。これを上野方面に向けて歩く。通りには電気店が軒を並べている。近年、サブカルチャーの店などが増え変貌著しいとはいえ、世界最大の電気街には変わりはない。
 最初っから店をのぞいていたのでは切りがない。なにしろここは電気店ばかりなのだから。探し物でもあるなら別だが、一般の電器製品なら後でいくらでもショッピングのチャンスはある。
 蔵前橋通りを突っ切り二つ目の路地を左折。するとすぐ右に学校が見えてくる。11時10分着。ここはつい数年前までは千代田区立錬成中学校だったところ。現在は、3331アートチヨダという現代アートの拠点になっている。
 かつての校舎がそのまま使われており、教室はアーティストたちの制作の場であり作品展示の場となっている。
 教室をのぞいてみると、絵画や造型を手がけているものが多いようだが、最先端のアートとはこういうものかと知ることができるのも楽しいことだし、中には即売しているところもあって、値札を見ると3万から10万円程度が多いようだから、衝動買いするのもいいかもしれない。
 11時30分、旧錬成中学校を後にしてここまで来たなら神田明神へ。10分もかからない。ここから神田明神へは正面にまわるよりは明神下から男坂を登る方が風情がある。明神下界隈は銭形平次の舞台となったあたりで、現在も小粋な料理屋なども散見されて往時が偲ばれる。
 男坂は大変急な坂で、石段が68段もあって下から見上げるとそびえ立つようだ。夏場はちょっと辛いが、登り切ると直接境内に出る。
 ここではやはりお参りをしておこう。神田明神正式名称神田神社は、神田日本橋丸の内大手町など108ヵ町の総氏神様で、江戸時代には江戸総鎮守として崇められた。神田祭の山車は将軍上欄のため江戸城中に入ったところから天下祭りとも称された。
 11時50分、神田明神からは正面から坂を下って須田町へ。なお、通りの向かいにあるのは湯島聖堂(湯島天神ではない。念のため)である。神田川を外堀通りに架かる昌平橋で渡ってすぐ左手淡路町にまたがって伝統的建造物群が見えてくる。
 震災や戦災にも残ってきた古い建物が多くあって、100年を超す老舗が今に至ものれんを連ねている。
 ちょうど正午だしここで昼食としよう。やぶそばは数ヶ月前火災に遭って消失してしまった。再建するようだが、跡地は現在は駐車場になっている。ほかに、あんこう鍋のいせ源、鳥すき焼きのぼたんや甘味処の竹むらなどとある。
 そばがいい人は、こことは背中合わせの位置になり靖国通り側のまつやがいい。やぶと人気を二分するそばの名店。風格のある店構えだが至って庶民的。作家池波正太郎が好んだ店として知られる。
 ここでは天ぷらそばがいい。大きな車エビが2匹どんぶりからはみ出してのっている。女性に人気はごまそば(もりそばだが、汁がごまだれになっている)。
 昼食を済ませた後は万世橋を渡って再び電気街へ。メイド喫茶に寄りたければ探す必要もない。メイドの格好をした女の子たちが呼び込みをやっている。日中ならぼられることもないし、突飛でもないものを注文しない限り千円前後で足りるから社会見学にはいいかもしれない。
 13時ちょうど秋葉原駅中央口帰着。ここからはショッピング。電器製品を買うならヨドバシカメラのような何でも揃う大きな店がいいか、専門的な店がいいかはお好み次第。駅前には案内所もある。
 さて、約2時間の秋葉原ツアー、いかがでしたでしょうか。
 本日は電気街側だけのご案内でしたが、次の機会には昭和通り側もご案内しましょう。

  


写真1 大勢の人々で賑わう秋葉原電気街中央通り。外国人の姿も多い。


写真2 旧錬成中学校校舎を活用した3331アートチヨダ


写真3 そばの名店神田まつや

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