2013/07/08

季節の幅が広い

 この1週間の散歩の道すがらに見つけた花。思いつくままに次に挙げてみよう。
 タイサンボク、クチナシ、オオヤエクチナシ、ザクロ、ノウゼンカズラ、キョウチクトウ、タチアオイ、デイジー、ムクゲ、ヒマワリ、コスモスなど。
 タイサンボクは6月の初旬から1ヶ月ほどの長い期間咲いていて、もう花は終わっていてもいいはずだし、コスモスは初秋の花、いくら何でも咲き始めるには早すぎる。
 そして、この花を見るといかにも真夏だと感じるのは、私にとってはノウゼンカズラやタチアオイ、サルスベリなど。だから、これらの花も少し咲き始めるのが早すぎる。
 つまり、季節の幅が長くかつ広くなっているようなのである。このことは、散策手帳をくくってみるとよくわかる。私は散策の折りには手帳を携帯していて、気がついたことをメモしているのだが、それによると、花の時期がどうもこのところ1カ月くらいもずれているようなのである。
 季節感はすでにずれているが、タイサンボク(泰山木)は好きな花。大木に咲いているから手が届かなくて細かく観察するには不向きだが、大きいものなら直径20センチもあってとても立派。お椀のような形をしていて白く肉厚で蓮の花にも似ているが、木蓮と同じ種類といわれればうなずける。
 クチナシとオオヤエクチナシが同時に咲いている。いつもならクチナシが咲き、少し遅れてオオヤエクチナシが咲いていたように思うがどうだろうか。
 クチナシもオオヤエクチナシも同じ種類。ただ、クチナシの花は一重の6弁でシンプル。つや消しのような乳白色をしている。
 つや消しのような乳白色ということではオオヤエクチナシも同じ。ただ、オオヤエクチナシの花は多弁に重なり合っておりあでやか。しかし、花弁に張りがなく、花の持ちが悪くすぐに黄ばんでしまう。だから、私には身持ちの悪い花という印象が強い。
 クチナシもオオヤエクチナシも強い芳香が特徴。どちらかといえばオオヤエクチナシの方が芳香は強い。少し近づいただけでもすぐに匂いに気づくほど。甘ったるく、フロートのような香りと私は表現している。
 夏を感じる花は人それぞれに様々だろうが、私にとってはノウゼンカズラがなぜか夏が来ると思い出す花。橙色したラッパのような形が特徴で、枝は蔓性で絡み合って茂っている場合が多い。夏の暑さにも強くたくさんの葉が次々と咲いて花期も長い。ただ、花はぽたぽたと落ちるから嫌う人もいるかもしれない。
  それにしても、この2、3日の猛暑ぶりを見ていると、季節の進行の早いのも肯ける。


写真1 タイサンボクの花


写真2 オオヤエクチナシの花


写真3 ノウゼンカズラの花

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