2013/07/05
昨日まで群馬県の伊香保温泉に1泊の出張だった。群馬県に温泉は数多くあるが、東京から出掛けて足の便もよく、会議や宴会に使用するにはこの伊香保という場合が多い。そういうことで、今回もずばり会議と宴会があって伊香保を訪れたのだった。
伊香保へは、最寄り駅の渋川駅まで高崎で上越新幹線と在来線を乗り継いで約1時間30分。上野から渋川まで直通の在来線特急もあり、これでも約1時間45分といったところ。
伊香保の温泉街は、この渋川の駅からバスで約15分と近い。
榛名山の中腹に開けた温泉地で、万葉集にその名が出てくるというから相当に古い。
温泉街の入り口でバスを降りると、急坂の石段が伸びていた。これが伊香保温泉のシンボル石段街で、この石段を最下段から最上部まで登ってみた。全部で365段もあるのだそうで、なかなかきつい。登り切ったらびっしりと汗をかいた。石段街の両側には旅館や土産物屋などが軒を連ねていてとてもにぎやか。なお、この石段の下を源泉が流れていて両側の各旅館に引き込まれているようだった。
石段を登り切ったところに伊香保神社があって、さらにその奥に元湯があり、そのそばに露天の共同浴場があった。
この日は旅館に泊まることとなっていたから、その温泉に入ればいいわけだが、それはそれとしてこの露天風呂にも入ってみたという次第。それで、旅館の露天風呂と違って自然の中の風呂だけあって独特の風情が感じられた。湯は鉄分が多いのか赤茶けていた。ただ、なめてみたところ、鉄分の味はしなくて、わずかに塩化物泉のように思われた。源泉のすぐそばだったのだが、湯温は41.6度と表示があって、なるほどぬるく熱い湯が好きな私としては残念だった。
なお、伊香保温泉に泊まるのは5回は下らず、しかも、泊まる宿はこの日と同じ福一という旅館がなぜか多くて4度目ほどか。確かに伊香保を代表する大型旅館ではある。
この旅館の浴場も同じ源泉のようで、茶褐色をしていて黄金の湯と謳ってあった。また、この浴場にはもう一つ湯船があって、そちらは無色透明で、白銀の湯と呼ばれていた。なめてみてわかったが、どちらも無味無臭だった。また、どちらもたいそうぬるかった。
ところで、夜の宴席にうどんが添えられていたのだが、これは薄く平べったく、幅は2センチほどと広いもので面白いものだった。何でも群馬ではポピュラーな食べ物なそうで、切り込みうどんと呼ばれていた。
写真1 伊香保温泉の石段街
写真2 共同浴場露天風呂
写真3 旅館福一外観
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)