2013/06/19

盛況の上海フェア

 いやはや今回も驚くべきほどの熱気ぶりだった。景気は悪いとはいいながらこの盛況ぶりは何だろうか。
 昨日18日、上海新国際博覧センターで開幕した北京エッセンウエルディングフェア2013上海のこと。
 1987年に始まって今年が18回目。私はこのすべてに参加してきた経験を持つが、振り返れば、この展示会はここ10数年来、右肩上がりに一本調子で拡大成長を続けてきていて、とりわけこの数年の発展ぶりは顕著。しかも、面白いのは、2010年の上海万博以降の減速経済下においてもひるむことなく過去最大規模の水準を維持してきていること。
 今回も、前2回同様に過去最大規模となっていて、とくに出展社数では初めて1千社を超し過去最多となった。展示面積としては8館分を占めていて、これは東京ビッグサイト全館とほぼ匹敵する。
 地元業界人の話を総合すると、本当に景気は悪くて、すでに3年目に入っているし、しかも少なくとも向こう2年間は浮上しないだろうとも。造船と建機が低迷してるし、自動車もせいぜい小型車がやや持ち直してきている程度だとのこと。このため、鋼材の在庫が過剰となって必死で調製中だとも。
 それでこの展示会の順調ぶり何だろうかと推察すると、溶接が工業の発展に不可欠の基盤技術であり、好不況にかかわらず技術開発の進展をないがしろにはできないという背景があるものと思われるのだった。
 とくに感心したことは入場者の多いこと。中国の展示会は一般に初日に来場者が集中する傾向にあるのだが、それにしても昨日は1日の入場者は2万人を超していたのではないか、そのようにさえ思われたのだった。
 昨日は朝から夕方まで一日中会場内を歩き回っていたが、そうすると、中国の人や日本から来た人ばかりではなく、アメリカやドイツなどと多くの人たちと会うこととなり、お互いに消息を確認し旧交を温め合ってもいて、長いことこの業界に身を置くものとしてこれはこれで楽しくもあるのだった。


写真1 会場全景。このようなパビリオンを合計8館分使用している


写真2 溶接の展示会らしく新しい技術への関心は高い


写真3 来場者が自らデモンストレーションに参加する姿も

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