2013/06/07

全溶連二重の記念大会

 昨日は仙台市のメトロポリタンホテルで第70回全溶連大会が、全国から参集した約330人が出席し盛大に開催された。
 全溶連(全国高圧ガス溶材組合連合会)は、全国の溶材商社31組合約1500社で構成する業界団体で、1932年の創立から81年、ちょうど70回の節目を迎える記念すべき大会となった。
 また、仙台での大会開催は、そもそも2011年に予定されていたものだが、直前に発生した東日本大震災の影響で延期されていたもので、今年の開催は復興を願う記念すべき大会ともなり、二重の意味で記念すべき大会となった。
 溶材商社は、溶接材料や溶接機、高圧ガスなどを扱う産業資材の専門商社。
 全溶連はその全国団体だが、高圧ガスを取り扱うところから保安の確保が重大な使命。また、溶接技術の普及にも大きな役割を担っていて、技術商社としての色彩も強い。
 近年、溶材商社を取り巻く経済環境は厳しく、取扱商品の値上がり傾向のある中で、それをいかに販売価格に転嫁できるか、溶材商社の力量が問われる環境にある。
 また、固有の課題として、高圧ガス容器管理の近代化や、後継者の育成等人材の確保が喫緊のものとなってきているほか、引き続き自主保安の徹底と消費者への普及活動も大きな柱となっている。。
 大会では、「取り組もう 事故なき社会へ全溶連」「健全経営 明日への一歩は保安から」という大会宣言を満場一致で採択、保安の確保に向けた取り組みを改めて確認した。
 この日は、総会から大会、講演会そして懇親会と盛りだくさんの行事が連なっていたのだが、東北6県の組合が実行委員会を組織して設営してくれていて、それが東北挙げて全国から参加した同業を歓迎しようという、いかにも東北らしいもてなしの心が伝わってすばらしいものだった。
 また、参加者の間には東北の復興を願う気持ちがあふれていたし、懇親会の終わりには参加者全員で「花は咲く」を大合唱して連帯の絆を強くしていて、私としても全溶連大会は40年来参加しているのだが、今年の大会が最も印象的なものとなったのだった。
 なお、講演会では、地元仙台市に駐屯する陸上自衛隊第22普通科連隊の永田真一連隊長が、東日本大震災に直面し指揮した災害派遣について講演した。
 この中で永田連隊長は、連隊駐屯地自体が津波被害に遭い、死亡した隊員が出たり、家族の安否を気遣いながらも住民の人命救助に邁進した当時の状況を詳しく話していた。


写真1 大会の模様


写真2 講演会の模様

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