2013/05/31

楽しきグループ展

 藍の会展」というグループ展が東京交通会館で開かれている。
 この展覧会は、旧日鐵溶接工業のOBたちが開催しているもので、今年で12回目。
 このOBの方々とは私も古いつきあいで、このグループ展にもほぼ毎回顔を出している。
 今回はメンバーのうち10人の作品が展示されていた。これまでは絵画だけだったのだが、今回は陶芸作品を出品している人もいた。
 出品しているのはほとんど常連の方々ばかりで、大変率直で恐縮だが、私も第1回から見ていて感じることは、年々すばらしい作品が増えてきていること。
 メンバーは年輪を重ねてきているわけで、それだけに味わい深い作品が多かったような印象だ。しかも、メンバーには90歳を超しているような人もいて、それでも若々しい画風を保っていることには感心した。
 中では、芦野辰美さんの<導水管工事>が面白かった。かつての仕事に題材を取ったものであろうが、大径管の内面のオーバーヘッド溶接の模様は、溶接そのものが難しいものなのだが、とてもリアリティがあってよかった。
 戸田泰生さんの<四姑娘山>は中国四川省の山を描いたものだったが、もはや趣味のものとは思われない手だれた作品で、ある種不気味な内容は迫力があった。
 メンバーの方のお話を伺っていると、この会があることを知って絵画を始めた人や、70歳になって始めた人などもいるようで、毎年この会に出品するのが楽しみで絵画を続けているということだった。
 また、このグループ展にはかつての仲間が多数訪れていて、旧交を温め合うのも楽しいことだとのことで、会場はまるでOBたちのサロンの様相だった。


写真1 藍の会展の模様

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