2013/05/14
このところツツジが美しい。
今年は関東地方に限っては季節の進行が早くて、ツツジも4月の中旬くらいから咲き始めているが、この花のいいところは花期が長く、しかも種類も多くて色とりどりだし、今年あたりすでにピークは超したようにも思われるがまだまだ楽しめるのではないか。
ツツジの名所は全国にあまたあるし、庭木や盆栽から街路樹にも好まれる。わが家の庭にも数本あるが、恥ずかしいことにほとんど手入れもしていないのに毎年きちんと咲くから重宝だし、刈り込みにも強いからおそらく生命力もあるのだろう。
とにかく日本人の好む花だし、花ばかりか花をつけていない時期の樹木としてのツツジも魅力のあるものだが、調べてみたら栽培の歴史として日本では千年に及ぶというからさもありなんと思われる。
しかも種属も多くて、これなどはツツジの仲間とは思われないが、近所の公園では、サラサドウダンが咲いていた。ドウダンツツジの一種で、ドウダンツツジがスズランのような可憐な花であるの対し、サラサドウダンの方は壺もやや大きく花も赤みを帯びていて華やかだ。ドウダンツツジに比べて花期がやや遅く、先週あたりから見頃となった。
シャクナゲもツツジの仲間に加わる。これも今が花の最盛期で、ツツジと違うところは、まるでブーケでも作ったように大きな塊となって咲いている。
ただ、学術的にはドウダンツツジやシャクナゲもツツジの仲間とはいうのだろうが、見た目の違いも大きいし、古来、日本人はこれらを分けて楽しんでいたという方が自然なような気がする。
写真1 色とりどりに種類の多いツツジの仲間
写真2 庭木として濃い紅色が鮮やかなキリシマツツジ
写真3 道ばたの植え込みにもツツジは多い
A5判
314頁
ISBN:978-4-88318-560-3
価格:2,640円(本体価格:2,400円)
A4
138
ISBN978-4-88318-063-9
価格:2,200円(本体価格:2,000円)
溶接学会 溶接法研究委員会
B5判
258頁
ISBN:978-4-88318-060-8
価格:13,200円(本体価格:12,000円)