2005年(平成17年)1月4日 第2601号

05/01/04

●《トップニュース》
輝く溶接技量日本一、栄冠は吉本・柄澤両氏に/東西で優勝分ける
平成16年度(第50回)「全国溶接技術競技会」の入賞者が日溶協から発表された。溶接技量日本一に輝いたのは、被覆アーク溶接の部が吉本浩貴さん(宮崎県・向陽鉄工)、炭酸ガス半自動アーク溶接の部が柄澤康敏さん(新潟県・東日本旅客鉄道)。このほか特別優秀賞や優秀賞、優良賞など39人の受賞も決まった。
賀春●日本溶接協会・宮田隆司会長
日溶協・宮田隆司会長は、「周辺状況の急激な変化を鑑み、協会事業もさまざまな意味で質的転換を図る時期に来ている。協会としては、会員企業や溶接関連企業にとって有益な存在であり、溶接業界の地位向上と発展につながる具体的な努力が必要だ」と年頭あいさつを述べた。
新春特別座談会●日本をHUBにアジアへ発信する溶接技術/研究開発推進と産学連携
【出席者】日本溶接協会会長、名古屋大学教授=宮田隆司氏、溶接ニュース編集委員長、東京工業大学教授=恩澤忠男氏、神戸製鋼所常務・溶接カンパニープレジデント=藍田勲氏、松下溶接システム社長=澤井俊治氏、ダイヘン専務執行役員・溶接メカトロカンパニープレジデント=山本英幸氏/溶接業界で年々関わりが深くなるアジア。昨年はアジア溶接連盟も設立され、アジアへの取り組みが大きな関心となっている。産学のトップにアジアに向けた抱負を大いに語ってもらった。
HUBTECH2005ものづくり中部/溶接・レーザ総合技術展●ものづくり王国・中部で初開催
愛・地球博のパートナーシップ事業「HUBTECH(ハブテック)2005ものづくり中部−溶接・レーザ総合技術展−」が6月30日から7月2日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで日溶協中部地区支部委員会と産報出版の共催で開催される。同展は最先端技術を駆使した最新溶接・レーザ機器・システムの総合展であると同時に、生産現場の課題にアプローチする併催行事も多数予定されている。
●2005年・年頭所感
溶接学会・牛尾誠夫会長/HPI・岡村弘之会長/軽溶協・佐藤史郎会長/日本溶接棒工業会・藍田勲会長/KHK・大角恒生会長/JIGA・於勢好之輔会長/日本医療ガス協会・田口博会長/全溶連・澤田勇治郎会長/JSNDI・戸田裕己会長/JANDT・中山一徳理事長
メーカー首脳が語る●2005年わが社の施策
神戸製鋼所溶接カンパニー・粕谷強営業部長/日鉄住金溶接工業・中島啓之社長/JFE溶接棒・石崎琢己社長/タセト・長谷川徹男社長/日本ウエルディング・ロッド・山崎達彦社長/ダイヘン溶接メカトロカンパニー・山本英幸カンパニープレジデント/松下溶接システム・澤井俊治社長/デンヨー興産・宮前清社長/ 日立ビアメカニクス・鹿島孝之溶接機本部長/電元社製作所・亀谷栄次社長/ナストーア・佐伯哲社長/トルンプ・ハルトムート・パネン社長/ナイス・足立辰三郎社長/愛知産業・井上裕之社長/OBARA・春名邦芳社長/小池酸素工業・小池哲夫社長/コマツ産機・浅田剛司取締役板金KBU事業部長/マツモト機械・竹本政之社長/大陽日酸・武田和倫パッケージガス事業部長/岩谷産業・吉良佳浩専務/日酸TANAKA・井手興彦社長/エア・ウォーター・齊藤毅陸常務執行役員ウェルデング事業部長/日本レヂボン・今立康一社長/ニューレジストン・山内憲司社長
●世界の溶接事情/中国編、アメリカ編
【中国編】中国は2008年の北京五輪や2010年の上海万博を控え、インフラ整備事業が目白押しで投資額も巨大なものとなっている。また、鉄鋼・自動車・造船など製造業も世界の一大拠点と言われるまでに成長している。
【アメリカ編】米国は2003年からの大型減税や低金利政策を背景に景気が上昇基調に転じ、溶接業界も回復局面に入っている。特に自動化・ロボット化は急ピッチで進み、今後も拡大は続くとみられている。
世界の溶接関連展示会●充実の技術展が目白押し
AWS ウエルディングショーは米最大の金属加工組立総合展・FABTECHインターナショナルと提携し、米溶接協会(AWS)など3団体主催展として11月13 日から16日まで、米シカゴで開催される。また、世界最大の国際溶接展・第16回エッセンウエルディングフェアは、9月12日から17日まで独エッセンで開催。産報出版も日本パビリオン総合代理店となっており、日本からの出展・見学をサポートする。
座談会●全国大会にみる溶接技能の向上と伝承/会員企業の理解が全国大会の成果に
高度な溶接技能が必要とされる中、技能の伝承と技能者育成は大きな課題となっている。ここ数年、全国溶接技術競技会で優勝を果たした神奈川県代表の3氏を招き、技能の向上と伝承を全国大会に向けた取り組みを例にとりながらその秘けつに迫ってみた。
新春訪問・現代の名工●豊田自動織機・製缶工・古川義記さん、山順工業・アーク溶接工・山下順一さん
古川義記さんは、豊田自動織機の産業車両製造や新製品立ち上げなどで優れた技能とアイディアを発揮。溶接後のひずみ取り新工法では大きな成果を挙げ、国内外の溶接技能普及にも大きな役割を果たしてきた。山下順一さんは1986年の全国溶接技術競技会・被覆アーク溶接の部で優勝。異種金属溶接としての技能には定評があり、2003年には中央職業能力開発協会から高度熟練技能者の認定も受けている。
2004国際ウエルディングショーを振り返って●デジタル溶接機やレーザ加工機など注目の技術が競演
昨年7月に開催された2004国際ウエルディングショーには、話題のデジタル溶接機やレーザ溶接機が出展され、業界をリードする最新技術・製品が高い注目を集めた。溶接機・ロボット、溶接材料、レーザ溶接、切断機・産業ガス−−の各分野別に技術・製品動向を振り返る。

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